Kaspersky LabとAVL Software and Functionsが、自動車用サイバーセキュリティの開発における協力に合意

2017年6月02日
ビジネスニュース

[本参考資料は、2017年6 月1日にKaspersky Labが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]

最近の自動車は、安全性や快適性のために、遠隔診断、テレマティクスおよびインフォテインメントなど進化したデジタル技術を採用しています。自動車はクラウドをはじめさまざまなネットワークインフラと接続されることにより、サイバー攻撃の脅威にもさらされるようになりました。自動車への侵入リスクが高まる中、すべての車載機能を確実に保護するためには、論理的、組織的かつ技術的な対策が必要です。

このような次世代の自動車向けシステム開発におけるサイバーセキュリティの課題に対応するため、Kaspersky LabとAVL Software and Functions GmbHは、高度な組み込みセキュリティ技術の開発における包括的なパートナーシップの締結に合意し、本日署名しました。

本合意には、次の事項が含まれています。

  • 車載機器、車両、および外部コネクテッドインフラストラクチャ間の干渉防止セキュア通信を確保する、ソフトウェアソリューションの共同開発
  • 車載組み込み開発とサイバーセキュリティのベストプラクティスおよび技術の橋渡し
  • セキュリティ製品と車載機器の一体化、および自動車業界における包括的セキュリティソリューションの推進
  • 自動車のセキュリティに関する教育および指導用ポートフォリオの構築
  • 未来のコネクテッドカーおよび自動運転車のセキュリティと安全を実現する、一体的かつ包括的なポートフォリオによる事業拡張

本提携の重要な目的の一つは、自動車メーカーが製造計画に応じたハードウェアおよび追加のソフトウェアコンポーネントを使用して、Secure Communication Unit(SCUまたは車載ゲートウェイ)を開発および実施できる、柔軟性があり信頼できるソフトウェアプラットフォームを作ることです。このプラットフォームが実現した場合、概念実証のSCUソリューションは、セキュリティ関連の検査およびバリデーション方法によって動作確認されます。この包括的な開発パッケージは自動車業界に必要な技術的成果を生み出すだけでなく、自動車ソフトウェアの安全性を設計段階から確保する新しいコンセプトも開発します。

Kaspersky Labのチーフセールスオフィサー、アレクサンドル・モイセーエフは次のように述べています。「Kaspersky Labの自動車セキュリティの専門家は、コネクテッドカーの脆弱性と増え続けるサイバーセキュリティの攻撃対象について長年モニタリングを行っており、コネクテッドカー全体のエコシステムの安全性を保護する唯一の方法は、サイバーセキュリティの専門家と自動車業界との綿密な協力が不可欠だと考えています。弊社とAVL Software and Functions GmbHの提携関係は、車内セキュリティから始まり、車車間、および路車間通信へと拡大する弊社の方向性おいて、重要な節目となる出来事です」

AVL Software and Functions GmbHの常務取締役、ゲオルク・シュワーブ氏は次のように述べています。「AVLは、車両と車両環境間の、安全で信頼できるセキュアな通信チャネルの重要性を認識しています。セキュリティソリューションのコンセプトおよび実践に対して包括的にアプローチし、自動車用サイバーセキュリティの主要パートナーになるため、豊富な実績のあるKaspersky Labとの協力関係を重視しています」

Kaspersky LabとAVL Software and Functions GmbHは、2017年9月12日~17日にフランクフルトで開催される国際モーターショー(IAA)のNew Mobility Worldにおいて、代表的なセキュア通信プラットフォームを発表する予定です。

■ AVLについて

AVLは、乗用車、トラック、および大型エンジンのパワートレイン(ハイブリッド、エンジン燃焼、トランスミッション、電子制御ドライブ、バッテリーおよびソフトウェア)の開発、シミュレーション、および試験を行う、世界最大の独立系企業です。 世界中に8,600人を超える従業員を擁するAVLは、 2016年に14億ユーロの売上収益を達成しました。