情報セキュリティソリューションを提供する株式会社カスペルスキー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川合林太郎)は、ファイルサーバー向けセキュリティ製品「Kaspersky Anti-Virus for Linux File Server」の最新バージョン 8.0.2.172 (Maintenance Pack 2 Critical Fix 1)を本日より提供開始します。
「Kaspersky Anti-Virus for Linux File Server」は、Linuxで構築されたファイルサーバーを安全に使用するためのセキュリティソリューション製品です。カーネルレベルの監視を行い、ファイルサーバーをマルウェアの脅威から強力に保護します。また、VMware Ready ※1として認定されており、仮想マシン上でファイルサーバーを稼働させる場合にも対応しています。
この最新バージョンでは、パフォーマンス関連を中心に機能を拡張しました。これにより、業務におけるファイルサーバーの特性に合わせてシステムやネットワーク負荷を柔軟に調整したり、軽減することが可能になりました。
管理ツール Kaspersky Security Center ※2よりオンデマンドで実施する、マルウェアのスキャンタスクの優先度を4つのレベルで設定できるようになりました。この機能により、同じサーバー上で稼働するアプリケーションへの影響を考慮して、スキャンプロセスのシステム負荷を調整することができます。
Kaspersky Security Center と連携してクライアント側の管理を行うネットワークエージェントに、アップデートエージェント機能を追加しました。特にリモート拠点の複数の端末へのウイルス定義データベースや、ポリシーの配信を一端末分の配信で済ませることができるため、ネットワーク負荷を軽減することが可能です。
SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3 やSamba 4.0.x などをサポートしました。そのほかのサポートOSやシステム要件の詳細は、以下のURLをご参照ください。
http://support.kaspersky.co.jp/linux_file80#requirements
※1 VMWare製品と連携できる製品、ソリューションであることをVMWare社が認定するプログラム。
※2 マルチプラットフォーム(PC、サーバー、モバイル、および仮想化環境)のセキュリティを一元管理するためのツール。