慶應義塾が「Kaspersky Open Space Security」を全校規模で導入

慶應義塾について:

福沢諭吉が創始した蘭学塾「一小家塾」をルーツとする慶應義塾(URL:http://www.keio.ac.jp)は、2008年で創立150年を迎え、幼稚舎から大学・大学院までを有する日本屈指の学校です。東京都内や神奈川県内をはじめ各地にキャンパスを持ち、塾生(以下、在校生)は4万名弱(2008年現在)。特に、日本の情報科学やインターネット普及における慶應義塾の活動と貢献は、特筆すべきものがあります。



製品導入の経緯:

病院を除くすべての施設をネットワークで接続している同校にとって、セキュリティ対策は最優先課題でした。また、そのセキュリティ対策の選定にあたっては第一にエンドユーザを確実に守るため、パターンファイルの確実性と対応の速さを重視しました。また、個々の利用者を管理する手間を省くことも重視する一方で、利用者の環境に合わせてカスタマイズできるような柔軟性も必要でした。

ソリューション:

新たなセキュリティ対策を導入するにあたり、2004年頃から複数の大手パッケージで検証が行われた結果、最終的にカスペルスキーの「Kaspersky Open Space Security」と「Kaspersky Internet Security」が選ばれました。Kaspersky Open Space Securityは、エンタープライズ向けのトータルソリューションです。対象を組織内のワークステーションに限定せず、出張先などモバイル環境のユーザも対象とした包括的なセキュリティをコンセプトとしています。個々の利用者に対するライセンス発行は管理業務を一元化する管理ツール「Kaspersky Administration Kit」が支援し、エンドユーザがクライアントPCに「Kaspersky Anti-Virus for Windows Workstation」をインストールすることで、ウイルスをはじめとするマルウェアやルートキット等の感染の脅威のほか、迷惑メールをはじめ個人情報など重要データ流出といったリスクからPCを保護します。さらに、慶應義塾ITC本部では、学生や教授の個人利用PCにも対策を提供するため、ライセンスの管理システムを独自に開発しました。これを「Kaspersky Administration Kit」の管理システムと連動させることで一括管理が可能になり、管理の手間が大幅に軽減しています。



インタビュー:

当校にとって、セキュリティ対策は最優先課題であると考えています。ほぼすべての情報がネットワークを介する現代は、速さや利便性を得たと同時に、それらの情報が様々な脅威にさらされる時代でもあります。そのため、ウイルスや不正アクセスから情報漏洩まで、セキュリティ対策の幅は広がっており、これらの攻撃から学校や学生を守ることは重要な課題です。以前の対策では利用者ひとりひとりの管理までは手が行き届かず、海外でウイルスに感染した学生が帰国後に大学のネットワークに接続したことで感染が広がった、という苦い経験もありました。カスペルスキー製品導入後の印象としては、やはり新しい脅威への対応の速さが目を引きました。それに致命的な問題も発生していません。カスペルスキーを知っている学生からは歓迎する意見が多いです。

慶應義塾ITC本部(インフォメーションテクノロジーセンター)
課長 金子 康樹 氏



まとめ:

慶應義塾では、学生や教授が利用する個人所有のPCから学内ネットワークを保護する目的で、約5万ライセンスの「Kaspersky Internet Security」の導入も決めています。製品の選定にあたっては、パターンファイルの更新頻度や新しい脅威への対応速度、チューニングのしやすさ、ライセンス管理のしやすさが重視され、また教育機関ならではのセキュリティ課題への対応も必要とされました。これらの条件をクリアしたカスペルスキー製品の導入により、セキュリティの大幅な向上と管理の軽減が実現されました。慶應義塾のように複数拠点をもつ大組織での運用においても、カスペルスキー製品の優位性が高いことが実証されています。