メインコンテンツにスキップする

セキュリティエキスパート ‐ Global Research & Analysis Team

2008 年に発足した Global Research & Analysis Team(GReAT:グローバル調査分析チーム)は、当社の中枢部門として世界中の高度サイバー攻撃(APT)、サイバースパイ活動、主要なマルウェア、ランサムウェア、アンダーグラウンドのサイバー犯罪者の動向などを調査しています。40人を超えるGReATのメンバーは、ヨーロッパ、ロシア、アメリカ、アジア、日本、中東ほか世界各地で業務にあたっています。優れたセキュリティ専門家であるメンバーは、当社のマルウェア対策の研究と技術革新をリードし、ほかに類のない専門知識、情熱と好奇心を持ってサイバー脅威の発見と分析に注力しています。

イゴール・クズネツォフ(Igor Kuznetsov)

Global Research & Analysis Teamディレクター

イゴール・クズネツォフ(Igor Kuznetsov)

Global Research & Analysis Teamディレクター

2001 年にウイルスエキスパートとしてKasperskyに入社、2009 年にインフラストラクチャグループのマネージャーに就任し、アンチスパム部門におけるスパムメッセージの処理と検知用のインフラ開発を主導しました。2011 年にマルウェアの専門家としてGReATに参加、2013 年にプリンシパルセキュリティリサーチャー、その後、チーフセキュリティリサーチャーに任命されました。2022 年にロシア・CIS ユニット責任者を務め、2023 年にGReATのディレクターに就任し、専門家チームを率いています。

マルウェアキャンペーンの調査および高度なマルウェアのリバースエンジニアリングを専門としています。自身の深い知識とスキルを、複雑なサイバー脅威の理解と対策に役立てています。

マルコ・プロイス(Marco Preuss)

Global Research & Analysis Team 副ディレクター

マルコ・プロイス(Marco Preuss)

Global Research & Analysis Team 副ディレクター

2004年にKasperskyに入社し、LinuxとUnixベースのシステムに関する専門知識を活かしてテクニカルコンサルタントとして勤務しました。企業向けセールスマネジメントや、OEM部門のテクニカルサポートおよび顧客に特化したソリューションのサポートに従事したのち、製品デザインおよび開発チームとの共同業務など幅広い分野に携わりました。

2009年にウイルスアナリストとしてGReATに参加し、その後、ドイツでディレクターおよびシニアセキュリティリサーチャーを務めました。2013年3月に、GReATヨーロッパ地域のディレクターに就任しました。

ネットワークとITセキュリティ分野に2000年代初頭から携わっており、専門分野は脅威インテリジェンス、ダークネットのリサーチ、パスワードセキュリティ、IoTセキュリティ、プライバシーなど多岐にわたります。現在ではヨーロッパ地域全体のサイバー脅威動向の監視を統括しています。世界各地で開催される多くのセキュリティイベントで講演を行い、セキュリティ業界のパートナーとも密接に協業しています。

ヴィタリー・カムリュク(Vitaly Kamluk)

Global Research & Analysis Team、APAC ユニット長

ヴィタリー・カムリュク(Vitaly Kamluk)

Global Research & Analysis Team、APAC ユニット長

シンガポールに拠点を置き、アジア太平洋地域のチームを率いて標的型攻撃の調査に焦点を当てています。

2005 年に、リサーチャーとして Kasperskyに入社し、2008年にシニアアンチウイルスエキスパートに任命されたのち、2009年にEEMEA(東欧・中近東・アフリカ)地域リサーチセンターのディレクターに就任しました。2010 年にはチーフマルウェアエキスパートとして日本のリサーチグループを牽引しました。2014年、シンガポールに設立されたインターポールに出向し、デジタル犯罪センターでマルウェアのリバースエンジニアリング、デジタルフォレンジックやサイバー犯罪の捜査を担当しました。

当社初のオープンソースプロジェクト「Bitscout」と呼ぶリモートデジタルフォレンジックツールの作者でもあります。このツールは Github で利用できます。

また、トレーナーとして、マルウェア分析、マルウェアハンター向け YARA、リモートデジタルフォレンジックを担当しています。

セキュリティ関連の数多くの国際会議やイベントで講演を行っています。

クリスチャン・ファンク(Christian Funk)

Global Research & Analysis Team、DACH ユニット長

クリスチャン・ファンク(Christian Funk)

Global Research & Analysis Team、DACH ユニット長

2014年にGReATのドイツ調査チームを率い、DACH地域のリーダーを務めています。

2007年にKasperskyに入社、翌年中央ヨーロッパ担当のウイルスアナリストに任命されました。

専門分野は、マルウェアの最新動向、モバイル脅威、IoTテクノロジー、SNS、オンラインゲームのブラックマーケットの監視など多岐にわたります。 企業の従業員を対象とするトレーニングや、IT セキュリティ統計の編集も担当しています。

また、世界各地で開催されるITセキュリティイベントにおいても、頻繁に基調講演を行っています。

インゴルシュタット応用科学大学で情報管理を専門とするコンピューターサイエンスを学びました。

ドミトリー・ガロフ(Dmitry Galov)

Global Research & Analysis Team、ロシア・CIS ユニット長

ドミトリー・ガロフ(Dmitry Galov)

Global Research & Analysis Team、ロシア・CIS ユニット長

ロシア・CIS地域において、主にAPT(持続的標的型)攻撃や金銭目的の攻撃の調査を統括しています。

2015年9月にインターンとしてKasperskyに入社し、その後、2018年8月にGReATに加わりました。現職に就くまでは、シニアセキュリティリサーチャーとしてクライムウェア調査グループをリードしてきました。

非Windows マルウェア、コネクテッドヘルスケア、サイバースパイ攻撃活動、ランサムウェアなど広範囲の分野について深い知識を持ちます。

パブリックスピーキングの卓越したスキルで定評があり、グローバルや地域のセキュリティイベントで頻繁に講演を行っています。また、サイバーセキュリティの領域を掘り下げるウェビナーや動画の制作にも積極的に参加しています。

モハメド・アミン・ハスビニ(Mohamad Amin Hasbini)

Global Research & Analysis Team、META ユニット長

モハメド・アミン・ハスビニ(Mohamad Amin Hasbini)

Global Research & Analysis Team、META ユニット長

2013年にGReATのシニアセキュリティリサーチャーとしてKasperskyに入社しました。現在は、リサーチセンターのMETA(中東、トルコ、アフリカ)地域責任者を務め、同地域の4拠点における専門家としてのKasperskyのポジショニング、研究事業の拡大、ナレッジの成熟に向けた取り組みを統括しています。

政府機関や銀行、サービスプロバイダー、石油ガス企業などを対象とした、多数の大規模な防御目的のインフラ整備、産業プロジェクト、およびコンサルティングプロジェクトに取り組んできました。また、セキュリティに関するコースでも教鞭を取っており、フォレンジックやマルウェア分析、エシカルハッキングなどをテーマにしています。

専門分野は、大規模なサイバー防御とAPT(高度サイバー攻撃)対策のツールおよび技術で、マルウェアによる高度な攻撃やスマートシティのセキュリティに関する多数の文献を執筆しています。世界各地の100以上のカンファレンスで発表し、多くの称賛を受けています。

Kasperskyに入社以前は、Deloitte and Touche Middle Eastのシニアコンサルタント、レバノンのDataConsultでシニアセキュリティエンジニアとして勤務していました。

英国ロンドンのブルネル大学において、スマートシティ情報セキュリティで博士号を取得しています。

デイヴィッド・エム(David Emm)

Global Research & Analysis Team プリンシパルセキュリティリサーチャー

デイヴィッド・エム(David Emm)

Global Research & Analysis Team プリンシパルセキュリティリサーチャー

セキュリティおよび脅威管理のソリューションを提供するKasperskyのプリンシパルセキュリティリサーチャーです。

2004年にKasperskyに入社し、GReATに参加しました。1990年以来、マルウェア対策業界に携わっており、Dr Solomon's Softwareのシニアテクノロジーコンサルタント、McAfeeのシステムエンジニアおよびプロダクトマネージャーを歴任しました。

現在は、ITセキュリティイベントなどでマルウェアやIT脅威に関する講演を頻繁に行っており、インターネット上のセキュリティを保つため、企業や消費者が気を付けるべきことを伝えています。また、絶えず変化するサイバーセキュリティと脅威について、報道やメディアにコメントを寄せています。マルウェア、ID情報の窃取、セキュリティの人的な側面に強い関心を持っており、オンラインセキュリティのあらゆる面における知識豊富なアドバイザーでもあります。

コート・バウムガートナー(Kurt Baumgartner)

Global Research & Analysis Team プリンシパルセキュリティリサーチャー

コート・バウムガートナー(Kurt Baumgartner)

Global Research & Analysis Team プリンシパルセキュリティリサーチャー

2010年にKasperskyに入社し、標的型攻撃活動、複雑な侵害、高度なマルウェアの調査、報告を行っています。また、プライバシーと暗号化技術にも焦点を当てています。

さまざまなオンラインコミュニティのワーキンググループに所属し、自らの調査結果を共有しています。国際会議で、マルウェアの事案に関して頻繁に講演を行っており、今日のサイバーセキュリティの課題について多くのジャーナリストやメディアに意見を述べています。

Kasperskyに入社以前は、PC Tools社(シマンテックが買収)でThreatFireに携わり、行動脅威リサーチ担当の副社長を務めました。2005年に同社唯一のリサーチャーとして立ち上げに関わり、その後二つの買収を経てチームの強化とリサーチ活動をリードしました。それ以前には、Novatix社でChief Threat Officerとして、SonicWALL社ではアナリストとして活躍しました。

ファビオ・アッソリーニ(Fabio Assolini)

Global Research & Analysis Team、ラテンアメリカユニット長

ファビオ・アッソリーニ(Fabio Assolini)

Global Research & Analysis Team、ラテンアメリカユニット長

2012年11月にシニアセキュリティリサーチャーに就任し、現在に至ります。

2009年7月にGReATに参加し、ラテンアメリカで最も勢いがあるブラジルを担当しました。ウイルス、サイバー攻撃、オンラインバンクを狙ったトロイの木馬など、ブラジルやほかの地域から発生した各種マルウェアを調査の対象としています。特に、オンラインバンキングを狙うトロイの木馬のリサーチと検知に注力しています。

2006年からNGOのセキュリティ団体Linha Defensiva(「ディフェンスライン」の意)のボランティアメンバーとして活動しています。また、エンドユーザー向けにセキュリティ関連のサポートを行うNGO、プロフェッショナル、個人のネットワークであるAlliance of Security Analysis Professionals(ASAP)の一員でもあります。マルウェア解析の経験は5年以上におよびます。

コンピューターサイエンスの学位を取得しています。

ジョーント・ファン・デア・ウィール(Jornt van der Wiel)

Global Research & Analysis Team セキュリティリサーチャー

ジョーント・ファン・デア・ウィール(Jornt van der Wiel)

Global Research & Analysis Team セキュリティリサーチャー

2014年にKasperskyに入社し、GReATでベネルクス3国を担当しています。

Kasperskyに入社して以来、注目度の高いプロジェクトを複数担当してきました。例えば、Coinvault 事件でオランダ警察を支援し、2人のマルウェア作成者の逮捕に貢献しました。その後は、さまざまな法執行機関と協力して「NoMoreRansom」プロジェクトを推進しています。当プロジェクトでは、ランサムウェアの被害者の暗号化キーを保持している複数のサーバーを特定しました。その結果、35,000超の被害者が身代金を支払うことなくファイルを取り戻すことができ、数百万ドルが犯罪者にわたることを阻止しました。

Kasperskyに入社以前は、Security Matters社でリサーチャー兼開発者を務め、産業用制御システム(ICS)で動作する侵入検知システム用の検知モジュールの設計と実装を行いました。それ以前には、Digidentity社のセキュリティコンサルタントとして、新しいソフトウェアや暗号解読アルゴリズムの開発に従事していました。また、道路・水源管理を担当する政府機関であるRijkswaterstaat Security Operations Centerのコンサルタントを務め、産業用制御システム(ICS)のセキュリティ保護に携わりました。

世界中のカンファレンスで講演を行っており、頻繁にメディアに出演するコメンテーターでもあります。マルウェアの調査と並行して、マルウェアのリバースエンジニアリングに関するトレーニングも行っています。

ノーシン・シャバブ(Noushin Shabab)

Global Research & Analysis Team オーストラリア・ニュージーランド地域 シニアセキュリティリサーチャー

ノーシン・シャバブ(Noushin Shabab)

Global Research & Analysis Team オーストラリア・ニュージーランド地域 シニアセキュリティリサーチャー

2016年、GReATのシニアセキュリティリサーチャーとしてKasperskyに入社しました。主にアジア太平洋地域におけるサイバー脅威に焦点を当て、リバースエンジニアリングと標的型攻撃の調査を行っています。

Kasperskyに入社する以前は、マルウェアのシニアアナリスト、セキュリティソフトウェア開発者として従事していました。ルートキットの分析や検知技術、およびAPT攻撃の調査を専門としていました。

オーストラリアとニュージーランドのサイバーセキュリティコミュニティで積極的に活動し、さまざまなセキュリティカンファレンスで定期的に発表を行っているほか、技術関連のワークショップも開催しています。また、オーストラリアのサイバーセキュリティ業界で活躍する女性の支援、コラボレーションを目的とする団体、Australian Women in Security Network(AWSN)にも所属しています。AWSNの幹部候補プログラムで初代メンターを務め、技術関連のワークショップと指導を実施しました。この取り組みは、情報セキュリティ分野でのキャリア形成に興味を抱く女子学生を対象とし、大学と業界の橋渡しを目的としています。

マーヘル・ヤマウト (Maher Yamout)

リードセキュリティリサーチャー

マーヘル・ヤマウト (Maher Yamout)

リードセキュリティリサーチャー

2018年、GReATのシニアセキュリティリサーチャーとしてKasperskyに入社しました。中東・トルコ・アフリカ地域におけるKasperskyのセキュリティ専門家としての地位の確立、サイバー脅威の調査、脅威インテリジェンスの開発、ナレッジサポートを統括しています。

Kasperskyに入社する以前は、Deloitte & Touche M.E.でスペシャリストシニアマネージャー、レバノン政府の情報セキュリティ責任者を務めた経歴を持ちます。英国、中東、および湾岸協力理事会 (GCC) 諸国において、さまざまな業界の多数のクライアントを対象に、セキュリティアセスメントやデジタルフォレンジック、インシデントレスポンスを担当してきました。実施したセキュリティアセスメントは、レッドチームやペネトレーションテスト、産業用制御システムのセキュリティ、モバイルおよびWebアプリのセキュリティテスト、物理セキュリティテストなど多岐にわたります。また、フィッシングやランサムウェア攻撃、サイバースパイ活動、APT(高度サイバー攻撃)、POSマルウェア、オンラインバンキングを悪用した窃取、詐欺、インサイダー脅威といったインシデントレスポンスにも数多く対応してきました。

専門分野は、脅威インテリジェンス、インシデントレスポンス、標的型攻撃の緩和です。コンピューターサイエンスとコンピューター・通信の学位を持ち、インテリジェンス研究で修士号の取得を目指しています。GIAC、ISC2などの認定資格を複数取得しています。

アブデサブール・アルス(Abdessabour Arous)

Global Research & Analysis Team セキュリティリサーチャー

アブデサブール・アルス(Abdessabour Arous)

Global Research & Analysis Team セキュリティリサーチャー

主に中東、トルコ、アフリカを標的としたAPT(高度サイバー攻撃)の調査分析を担当しています。

14年以上にわたり、マルウェア解析、インシデントレスポンス、デジタルフォレンジック、サイバーインテリジェンス、対サイバースパイ防止活動など、豊富な経験を持っています。

情報システム工学の学位を持ち、攻撃的セキュリティと防御的セキュリティに関して、複数の認定資格を受けています。