クローンの襲撃:偽アンチウイルスがMobile App Storesに侵入

2014年5月23日
ウイルスニュース

[本リリースは、2014 年5月15日にKaspersky Labより発表されたプレスリリースの抄訳です]

モバイル向けのアプリストアで、偽アンチウイルスのアプリが増加しています。Kaspersky Labは、弊社の製品を模したモバイル向けの2種類の偽アンチウイルスアプリを、2つのアプリストアで確認しました。


モバイルデバイスを保護すると謳う偽アプリ

1つ目の偽アプリは、Windows Phone Storeで発見されました。これは珍しいことです。というのも、詐欺師は利用者の多いAndroidユーザーを標的に、Google Playを利用することが多いからです。この偽アプリは「Kaspersky Mobile」という名前でした。この名前のプログラムはKaspersky Labの製品ラインアップには存在しませんが、詐欺師にはそのような相違に誰かが気づくとは思わなかったようです。この偽アプリのもう一つの特徴は、ユーザーが購入時にお金を支払う必要があったことです。偽アプリの作者は、「マルウェア」の検知を装ってユーザーに料金の支払いを求めるというプロセスを踏まずに、すぐにお金を手に入れることができます。

2つ目の偽アプリは、Google Playで「Kaspersky Anti-Virus 2014」という名前で販売されていました。こちらもKaspersky Labのモバイル向けの製品ラインアップには存在しません。偽アプリのページで使われたスクリーンショットは、単純にKaspersky Internet Security for Android(カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidの英語版)の公式ページからコピーしたものでした。Windows Phone Storeで販売されているアプリと異なり、作者は偽のスキャナーを追加するのも面倒だったようで、機能はKaspersky Anti-Virusのロゴを背景に一連の文章がランダムに表示されるだけです。

「有料のモバイル向け偽アンチウイルスは、Google Playの『Virus Shield』という名前の偽アンチウイルスアプリが始まりでした。私たちは、一つの成功した詐欺事例がどのように多数のクローンを発生させるかを注視しています。不注意なユーザーから手っ取り早く儲けたい詐欺師たちは、デザインだけをコピーし、機能はコピーしない多数の偽アプリを販売しています」とKaspersky Labのシニアマルウェアアナリストのローマン・ユヌチェク(Roman Unuchek)はコメントしています。「こうした偽アプリが、次々に登場する可能性は高いでしょう。一つ確かなのは、各社の公式アプリストアが採用している仕組みでは、こうした偽製品を使った詐欺行為に対処できないということです」

モバイル向けの偽アンチウイルスアプリおよびその他偽アプリについての詳細は、Kaspersky Labの公式ブログ「Kaspersky Daily」に掲載しています。

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