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“Kaspersky Lab” がVirus-blackmailerを発表

2007年7月17日

“Kaspersky Lab” がVirus-blackmailerを発表

“Kaspersky Lab” のスペシャリストが、脅迫メールによる新しいウイルスを発見したと同社のブログ上で発表しました。
ウイルスはコンピュータを感染させると、ユーザのすべての文書、画像、圧縮ファイルを暗号化して、読めない「電子のゴミ」に改変してしまいます。それから、コンピュータのハードディスク上に、以下の内容を含む“read_me.txt”ファイルが現れます。「あなたのファイルは、アルゴリズムRSA-4096を用いて暗号化されました。復号化のため、数年の間あなたの手元から離れます。あなたの過去3ヶ月分の個人データは、こちらへ送信されています。ファイルの復元のためには、私共のソフトウェアを300ドルで購入されることをおすすめします。この忠告を無視すると、あなたの個人データはフリーアクセスの場所へ置かれます。」テキスト文中には、連絡用の個人のコードとEメールアドレスも示されています。
カスペルスキーのスペシャリストが行ったファイルの分析によると、アルゴリズムRSA-4096にはウイルスは使用されておらず、ファイルを元通りにするため多くの時間を費やすことはありません。付け加えておかなければならないことは、RSAは、最も流行し、最も安定したアルゴリズムの一つであり、解読に極めて長い手順を要するコーディングのアルゴリズムです。

“Kaspersky Lab” がVirus-blackmailerを発表

“Kaspersky Lab” がVirus-blackmailerを発表
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カスペルスキーについて

カスペルスキーは、1997年に設立されたグローバル企業です。サイバーセキュリティの普及と、デジタルライフにおけるプライバシーの保護を目的として活動しています。これまでに10億台以上のデバイスを新種のサイバー脅威や標的型攻撃から保護してきた、豊富な脅威インテリジェンスとセキュリティの専門知識を駆使して、カスペルスキーは世界中の個人、企業、重要インフラ、政府機関を保護する革新的なソリューションとサービスを継続的に展開しています。当社の総合的なセキュリティポートフォリオには、個人用デバイス向けの最先端のデジタルライフ保護、企業向けの専門セキュリティ製品とサービス、そして高度かつ進化し続けるデジタル脅威に対抗するサイバーイミュニティソリューションが盛り込まれています。当社は、何百万人もの個人および20万社近くの企業のお客様が、最も大切にしているものを保護するお手伝いをしています。詳細は、www.kaspersky.comをご覧ください。

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