～AV-Testのテストで信頼性や効率性が評価される～

本リリースは、2013年 4 月25 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。

ホワイトリストのアプローチの利点

インターネットには、1日あたり20万件以上の悪意のあるソフトウェアが新たに出現しています。このような状況において、コンピューターのセキュリティを確保する最も簡単かつ効率的な方法は、悪意のあるソフトウェアを随時追加していくブラックリスト方式ではなく、検証済みで「クリーン」なソフトウェアのデータベースを活用するホワイトリスト方式です。悪意のあるソフトウェアが正規のソフトウェアの数をはるかに上回るのは明らかです。そして、ホワイトリストの信頼性は、それを実装した際の品質、つまり、既知のファイルのデータベースの規模や対応速度、その他の重要なパラメータの設定に依存します。

2012年11月から2013年2月の間に5種類のテストが実施され、Kaspersky Labのホワイトリスト技術が複数の異なるタスクにどれだけ対応することができるか検証されました。これらのテストでは、データベースの網羅率、品質、速度、誤検知率、そして自動ブロックモードでのオペレーションが検証されました。

本テストは、AV-Testのエキスパートが保有する一般的なソフトウェアを含む約2000万件のファイルのデータベースを使って行われました。できるだけ実環境に近い環境でテストを実施するため、実行可能な古いプログラムや修正プログラムの両方で実行されました。

Kaspersky Labの製品は、5つのテストの全てにおいて、素晴らしい結果を出しました。主な結果として、Kaspersky Labのダイナミック・ホワイトリストデータベースには、すべての企業向けソフトウェアのうち97.5％が含まれていること、そして個人向けのソフトウェアの96％が含まれていることが分かりました。さらに、このデータベースには、Windows 8の重要ファイルのすべての「情報」が含まれていることも判明しました。つまり、自動ブロックモードでは、Windowsの旧バージョンだけでなく、Windowｓ8もサポートできることを示しています。さらに、誤検知は一切なく、すべてのクリーンなファイルやアプリケーションが正しく認識されました。

Kaspersky Lab の技術ポジショニング部門リーダーであるウラジーミル・ザポリャンスキー（Vladimir Zapolyansky）は、次のように述べています。「以前から、ホワイトリストを使ったコンピューターの保護は、信頼できる確実な手法としてエキスパートに評価されてきました。しかし、ベンダーによって実装方法が異なるという課題がありました。この度、AV-Testの認証を得たことは、我々の製品の信頼性や効率性が独立系テスト機関のエキスパートによって認められたことであり、大変光栄に思います。市場のさまざまな製品を検討するお客様にとってよい評価基準になると感じています。」

Kaspersky Lab の動的なホワイトリストデータベースには、7億以上の固有ファイルが登録されています。このデータベースは、Kaspersky Lab のほか 300 社以上のソフトウェアパートナーベンダーによって常時更新されています。

Kaspersky Lab のホワイトリスト技術がエキスパートによって評価されたのは、今回が初めてではありません。2011 年には、独立系テスト機関 West Coast Labs 社が実施したテストにおいて、Kaspersky Lab は「Platinum Product Award」を受賞しました。

ホワイトリスト技術は、個人向け製品のカスペルスキー アンチウイルスとカスペルスキー インターネット セキュリティの他に、法人向け製品であるKaspersky Endpoint Security for Windowsにも搭載されています。

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Kaspersky Labは、世界最大の株式非公開のエンドポイント保護ソリューションベンダーです。ITセキュリティ市場におけるイノベーターとしてKaspersky Labは15年以上にわたり、大企業および中小企業から個人ユーザーまで幅広いお客様に効果的なデジタルセキュリティソリューションを提供しています。同社は現在、英国で登記された持ち株会社も含め、世界中のおよそ 200 の国と地域で営業活動を行っており、全世界で 3 億人を超えるユーザーを保護しています。
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