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保護者はオンラインで子供の安全を守ろうとするのは当然ですが、一方で子供とオンラインゲームに多くの誤解や作り話が立ちはだかっていることもあります。お子様がオンラインでゲームをプレイすることに躊躇しているなら、以下の一般的な誤解を解くことでプラス面と潜在的な利点を理解できるかもしれません。

1.ゲームは脳をだめにする

オンラインゲームに関する最も一般的な誤解は、これが時間の無駄で、特に幼い子供には何の利点もないということです。実際には、現在のゲームはビジュアル、多様なキャラクター、楽しいバックストーリーといった点で進化しており、実際に重要なメッセージを子供に教えてくれる可能性があります。

ゲーム自体は教育ではなくエンターテインメントとして意図されていますが、オンラインゲームでは視覚と手の協調、クリティカルシンキング、問題解決、チームワーク、コラボレーションといった重要なスキルを身に付けることができます。ほとんどのゲームに含まれている達成事項やレベルは、目標設定能力や自発性、自信の構築に役立つ可能性さえあります。

子供とオンラインゲームで重要なのは、自らを律する方法を教えることです。保護者は年齢に適した時間制限を設け、子供がゲーム(およびデバイス全般)に使う時間が長くなりすぎないようにする必要があります。

2.オンラインソーシャルゲームのタイプは1つだけ

World of Warcraftのような複数のプレイヤーが参加する大規模なオンラインロールプレイゲーム(MMORPG)の人気が高いため、これがオンラインソーシャルゲームの唯一のタイプだと思われがちです。しかし、子供が友達、あるいは見知らぬ人とプレイできるオンラインソーシャルゲームには、無数のカテゴリーがあります。

Among Usのように最高15人の小さなグループでプレイできるオンラインソーシャルゲームは通常、10~15分で終わります。一方、World of Warcraftのような大規模マルチプレイヤーゲームは特定のサーバーで最高1,500人が同時にプレイでき、ゲームが「終了」することはないため、常習癖がつきやすくなります。

保護者としては、ソーシャルゲームの利点を認識し、今日のほぼすべてのゲームに社会交流という面があることを理解する必要があります。お子様がオンラインソーシャルゲームをプレイすることを許可する場合は、どのゲームをプレイしているのかモニタリングし、限度を設定してください(音声チャットを使用してよいかどうかなど)。

3.女の子はゲームに向いていない

親として考え直すべき誤解があるとすれば、女の子はゲームに向かない、または女の子はまったくゲームをすべきではないということです。娘がいる方はすでに女の子には男の子と同じくらいの能力があることは、ご存じのはずです。それならば、女の子もゲームを楽しむべきではありませんか。

娘さんがオンラインゲームをプレイしたがっている場合は、安全やメンタルヘルスについて話し合うことが重要です。ネットいじめは非常に現実的な脅威であり、どの子もターゲットになりえます。しかし、女の子がゲームをする場合は、特に自信を持つこと、自分を守ることを教え、質問や心配事、または何か話したいことがあれば、親に相談できると伝える必要があります。

4.オンラインで出会う人には傷つけられない

デジタル時代に育っている子供のほとんどは、見知らぬ人とオンラインで話すべきではないと知っていますが、年齢が上がると、この重要な注意事項を無視し始めます。多くの子供は、オンラインで会う人には傷つけられないと信じていますが、物理的なアクセスは不可能でも子供が抜き差しならない状況に置かれることがあります。子供の安全とオンラインゲームについて話し合うことは重要です。

常にお子様とコミュケーションを保ち、オンラインで誰と話しているのかお子様に聞いてください。時々、ゲームをしているお子様と一緒に座り、そのデバイスをモニタリングしてプライベートな情報を共有していないことを確認してください。ゲーム内で他人と話すことをお子様に許可している場合でも、ショートメッセージやDiscordのような人気の高いアプリで連絡してもよいかどうか限度を設けてください。また、個人情報を共有する場合だけでなく、知らない人や「オンラインの友達」から送られたリンクをクリックする時にも注意する必要があると理解することが重要です。フィッシングや詐欺のリンクであれば、パスワード、アカウントへのアクセス、個人情報を失う可能性があります。

5.バーチャルアイテムはお金の無駄

お子様が熱心なゲーマーであれば、何かを買ってとせがまれたのも一度や二度ではないかもしれません。キャラクターや衣装などのバーチャルアドオンは、特にプレイ自体が無料のモバイルアプリではオンラインゲームの重要な要素です。社会人にとってバーチャルアドオンは完全なお金の無駄に思えるかもしれませんが、子供にとっては新しいおもちゃのようなものです。

お子様にバーチャルアドオンの購入を許可するかどうかに関わらず、最初に線を引いておいてください。アドオンの購入を許可する場合は、どれくらい購入できるのか限度を設け、監視しましょう。最後に、お子様のデバイスに支払い情報が保存されている場合は、ご自分のパスワードでこれを保護してください。特に衝動買いしそうな幼い子供には注意してください。

6.幼い子供向けのゲームならどれでも安全にプレイできる

年齢に適していないコンテンツへのアクセスを子供に許可してしまったと悟った時は、心臓が止まるような思いをするものです。年齢の高い子供は、ゲームをプレイしたくなれば親に頼んできます。少しGoogleで検索すれば、通常はそのゲームについて十分な情報を得られ、プレイできるかどうか子供に伝えられます。幼い子供の場合は、親がコンテンツを選んであげましょう。

多くの保護者は、アプリストアやオンラインゲームのウェブサイトで幼い子供が時間をつぶせるものを見つけますが、闇雲に選択してはなりません。子供向けのYouTubeビデオと同様、多くの子供向けゲームにも不適切なキャラクターやテーマ、ストーリーが含まれているようになりました。ゲーム自体は大丈夫でも、ゲーム中に表示される広告が子供に適していないかもしれません。

必ずお子様にプレイを許可しているゲームを入念に調べ、広告やチャット機能など節度のないものがあるか検討してください。これをチェックするには時間がかかりますが、お子様が安全にオンラインでゲームをしていると確認することは重要です。

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