メインコンテンツにスキップする

Bagleの作者は、Bagle.bbによって新たに突発的な被害をもたらした

2005年3月2日

Bagle.bbが発生。一日で圧縮ルーチンの違う十数種を確認した。

セキュリティソフトウェア開発の第一人者であるカスペルスキーラブス社は、Email-Worm.Win32.Bagleの新しい亜種を検知した。新たなBagle達は圧縮方法が違うが同じ機能を持った物である。しかし、この圧縮方法の違いを利点として、突発的な被害をもたらした。

新しいBagleは、ランダムな件名と本文のメールの添付ファイルとして届く。この悪意あるプログラムはWindows実行ファイルで、ランダムなファイル名とランダムな圧縮方法、ランダムなファイルサイズになっている。したがって、このワームを特定するのは非常に困難であるため、我々はメールを使う全てのユーザーに対し、メールが届いた際の添付ファイルには十分気をつけるよう警告する。

メールの添付ファイルをダブルクリックすると、悪意あるプログラムは起動する。Bagleは自らをWindowsのシステムフォルダにコピーし、システムレジストリに自らを登録する。そして、ウイルス対策関連のプログラムを妨害し、感染したPCは保護機能を失ってしまう。

カスペルスキーのウイルス分析者達は15パターンのBagle亜種を検出した。それらは機能が同じであり、圧縮方法だけが異なっている。カスペルスキーラブスのウイルスパターンはこれらをEmail-Worm.Win32.Bagle.pacとして検出する。

ウイルスの詳細な説明はウイルス百料辞典をご覧ください。

Bagleの作者は、Bagle.bbによって新たに突発的な被害をもたらした

Bagle.bbが発生。一日で圧縮ルーチンの違う十数種を確認した。
Kaspersky logo

カスペルスキーについて

カスペルスキーは、1997年に設立されたグローバル企業です。サイバーセキュリティの普及と、デジタルライフにおけるプライバシーの保護を目的として活動しています。これまでに10億台以上のデバイスを新種のサイバー脅威や標的型攻撃から保護してきた、豊富な脅威インテリジェンスとセキュリティの専門知識を駆使して、カスペルスキーは世界中の個人、企業、重要インフラ、政府機関を保護する革新的なソリューションとサービスを継続的に展開しています。当社の総合的なセキュリティポートフォリオには、個人用デバイス向けの最先端のデジタルライフ保護、企業向けの専門セキュリティ製品とサービス、そして高度かつ進化し続けるデジタル脅威に対抗するサイバーイミュニティソリューションが盛り込まれています。当社は、何百万人もの個人および20万社近くの企業のお客様が、最も大切にしているものを保護するお手伝いをしています。詳細は、www.kaspersky.comをご覧ください。

関連記事 ウイルスニュース