Kaspersky Lab は INTERPOL Global Complex for Innovation(IGCI)と密接に協力し合うことで合意しました。
本リリースは、2013 年 3 月 21 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。
2013年3月19日、Kaspersky Labのモスクワ オフィスにおいて、Kaspersky Labの取締役会長兼最高経営責任者(CEO)であるユージン・カスペルスキー(Eugene Kaspersky)、国際刑事警察機構(インターポール)のセクレタリーゼネラルであるロナルド・ノーブル(Ronald Noble)氏、およびIGCIのエグゼクティブディレクターである中谷 昇氏による会合が開かれ、Kaspersky Lab は INTERPOL Global Complex for Innovation(IGCI)と密接に協力し合うことで合意しました。
この会合で最優先の議題となったのは、サイバー犯罪や急増するサイバー脅威に加え、インターネットの安全性を高めるためにサイバー犯罪と戦う力を集結させることの重要性でした。会合の結果、Kaspersky Labは、IGCIが開設される2014年にKaspersky LabのトップエキスパートをIGCIに派遣すること、そして実用的な幅広いサポートや脅威に関する情報を継続的に提供することを決定しました。また、世界中の警察組織のサイバー脅威への対応能力を向上させるためIGCIが能力開発に取り組むことについて、Kaspersky Labが支援を行うことでも合意しました。
IGCIは、新たなサイバー犯罪に関する研究開発・トレーニング・捜査支援を実行する組織です。国際的なサイバー警察組織が21世紀のサイバー脅威により適切に対処するための技術や知識を備えることができるよう、世界中の警察に革新的なトレーニングの提供や実務支援などを行います。
インターポールとの会合および今後の協力関係について、ユージン・カスペルスキーは次のように述べました。「この会合の結果を私は非常に喜ばしく思っています。私が10年以上前から『インターネット・インターポール』と名付け、その開設を望んできた組織がやっと実現することになりました。我々がこの構想に全面的に協力することは何ら不思議なことではありません。その証拠として、我々はKaspersky Labのトップアナリスト数名をシンガポールのIGCIに派遣する計画を立てています。すぐに、サイバー犯罪者の隠れる場所などどこにもなくなるでしょう。今まではどこかの国に身を潜めていることができたかもしれませんが、そうはいかなくなります。サイバー犯罪者を取り囲む網は狭まりつつあります。包囲網も、そして『インターネット』という網も。」
IGCI のエグゼクティブディレクターである中谷 昇氏は次のように述べています。「Kaspersky Lab の INTERPOL Global Complex for Innovation への全面協力によって、我々のメンバーである190か国の警察組織にはサイバー空間を守り、サイバー犯罪者を捕えるための実行力が備わることになるでしょう。」
インターポールのセクレタリーゼネラルを務める ロナルド・ノーブル氏は、中谷氏の考えに賛同し、次のように述べました。「国境を越える犯罪を単独で解決することはできず、サイバー犯罪との戦いでは、民間企業の専門的な知識と支援は欠かせません。この戦いでは、国家レベルと国際的なレベルの両方の警察組織が民間企業と協力する必要があります。現代のサイバー犯罪者に後れを取らないためには特に、Kaspersky Labのような先進的なテクノロジーリーダーとの協力が不可欠です。」
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