Kaspersky Anti-Virus 2012、独立テストにてマルウェア感染システムの回復に 100% 成功

本リリースは、2011 年 12 月29 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。

Kaspersky Lab は、権威あるテスト機関 AV-Comparatives が 2011 年 11 月に実施した感染システムへの対応に関する独立テストにおいて、Kaspersky Anti-Virus 2012 が最高位の認証「Advanced+」を取得したことを発表します。本テストは、すでに感染している OS にさまざまなベンダーのアンチウイルス製品をインストールし、悪性コードを削除する性能を分析したものです。Kaspersky Anti-Virus 2012 は、テストで使用された悪意あるプログラムすべての特定・削除に成功しました。

テストでは、保護のかかっていない Windows XP システムを 1 種類のマルウェアに感染させてから、アンチウイルスソフトウェアをシステムにインストールし、完全スキャンを行います。1 製品につき同じテストが 10 回、それぞれ異なるマルウェアを使用して行なわれました。AV-Comparatives のスペシャリストは、各社アンチウイルスソフトウェアの推奨項目に厳密に従い、必要に応じてシステムの再起動またはレスキューディスク（製品に同梱されている場合）の使用を行いました。完全スキャンが終わるとシステムが詳細に分析・評価され、その結果、評価システムに基づいて各製品の評価ランクが決定されました。分析においてとりわけ注意が払われたのは、システム障害を起こしかねないマルウェアコンポーネントがアンチウイルスソフトウェアによって削除しきれず残っているかどうかでした。

Kaspersky Anti-Virus 2012 は、10 個のマルウェアおよびそのコンポーネントを、すべて完全に削除しました。10 個中 9 個のマルウェアでは、ユーザーの代わりに何か処理をする必要はありませんでした。残り 1 つについては、システムを完全にブロックするタイプのトロイの木馬でしたが、レスキューディスクを使って削除することができました。このテストで際だっていたのは、Windows レジストリに加えられた変更を元に戻す機能がテストされたことです。単にトロイの木馬を削除するだけでは、OS の操作性が失われたままとなる可能性があります。レジストリを変えてしまうこのトロイの木馬に対抗し得たのは、18 製品中 3 製品のみでした。

Kaspersky Lab のインフラストラクチャ開発グループ リーダー兼アンチマルウェアリサーチ部 ディレクター代理 のオレグ・イシャノフ（Oleg Ishanov）は、次のように述べています。「感染したシステムの復元は、アンチウイルスソフトウェアが対処すべき課題のうちでも最も難しい部類に入ります。多くの場合、悪性コードを削除するだけでなく、変更されてしまったシステムコンポーネントを復元することが必要です。AV-Comparatives のテストでは、カスペルスキー製品がコンピューターを感染から防ぐだけでなく、感染したシステムを健全な状態に戻すこともできることが再び証明されました」

AV-Comparatives によるテスト結果の全文は以下からご覧いただけます（英語のみ）。
http://www.av-comparatives.org/images/stories/test/removal/avc_removal_2011.pdf

【Kaspersky Lab について】http://www.kaspersky.co.jp/
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