Kaspersky Lab は、インターネットユーザからメールで報告された潜在的に危険なオブジェクトの自動処理システムを改良したことを発表します。
Kaspersky Lab は、インターネットユーザからメールで報告された潜在的に危険なオブジェクトの自動処理システムを改良したことを発表します。
Kaspersky Lab のウイルス研究所が実装するシステムにより、これまでにないマルウェア処理が可能となります。2010 年 2月 11 日以降、newvirus@kaspersky.com 宛に送られたメッセージは、改良されたヒューリステイック検知メカニズムをベースに自動的に処理されます。報告されたマルウェアが Kaspersky Lab の定義データベースに登録されている場合は、マルウェアのステータスが速やかに返信されます。定義データベースに未登録である場合は、定義データベースに追加されると、登録された旨が返信されます。
Kaspersky Lab は社内インフラの絶え間ない向上により、製品によるマルウェア検知の精度を改善し続けています。未知のマルウェアを処理する新たなシステムによって、ウイルス研究所の業務効率の改善が見込まれます。
Kaspersky Lab のアンチマルウェアリサーチディレクターを務めるニキータ・シュヴェツォフは次のようにコメントしています。「悪意あるファイルの数はつねに増加していますが、そのうちの大部分は既知のマルウェアの亜種であり、ふるまいや他の要素によって自動的に分類できるものです。社内のインフラを最適化することで、これまで社員が行っていた作業のうち、単純かつ定例的なものは自動化できるようになりました。その結果、ウイルスアナリストは自動処理が不可能な課題に対してより多くの時間を費やすことができるようになりました。」