ユージン・カスペルスキーは、1989年に自身が利用していたコンピューターが「Cascade」ウイルスに感染したことで、サイバーセキュリティにおけるキャリアを意図せずスタートした。暗号学を学んでいたユージンは、その暗号化された「Cascade」ウイルスの分析と挙動を理解し、駆除ツールを開発した。ウイルスの駆除に成功した後、ユージンの好奇心と情熱は、より多くの悪意あるプログラムの分析と、それらを駆除するモジュールの開発へと向かった。それらの独自のアンチウイルスモジュールは、Kaspersky Labのアンチウイルスデータベースの構築へとつながった。

1990年、ユージンは志を同じくする研究者を集めてチームを結成し、AVP Toolkit Proアンチウイルスプログラムを作成した。このプログラムは、1994年にハンブルグ大学によって、世界一効果的なアンチウイルスソフトウェアとの評価を受けた。

1997年にKaspersky Labを設立し、ユージン自らウイルス対策研究の指揮にあたった。そして、2007年にKaspersky Labの最高経営責任者(CEO)に任命された。2013年、取締役会長に就任し、現在に至る。

ユージンは、技術的および科学的な実績、そして企業家としての功績によって、数多くの国際的な賞を受賞している。2011年にSYS-CONの「World's Most Powerful Security Exec」(世界で最も影響力のあるセキュリティエグゼクティブ)に選出され、2012年には英プリマス大学から科学名誉博士号を授与された。また、世界規模でのITセキュリティへの取り組みが評価され、Foreign Policy誌の「2012年 Top Global Thinkers」(世界規模で考える人)の1人にも選出された。

Global Research & Analysis Team(GReAT)

2008 年に結成された Global Research & Analysis Team は、Kaspersky Lab で研究開発に携わる中枢部門として、脅威に関する情報収集、調査研究、技術革新において社内の各部門および業界をリードしています。 40人を超えるGReATのメンバーは、ヨーロッパ、ロシア、アメリカ、アジア、中東など世界中で業務にあたっています。優れたセキュリティプロフェッショナルにより、マルウェア対策の研究と技術革新をリードし、他に類のない技術、情熱と関心を持ってサイバー脅威の発見と分析に力を入れています。

アンチマルウェアリサーチ部門