カスペルスキーとトランスウエア、マルウェア対策エンジンの提供について提携
株式会社 Kaspersky Labs Japan (本社:東京都千代田区、代表取締役社長 川合 林太郎、以下カスペルスキー) と株式会社トランスウエア (本社:東京都中央区、代表取締役 松田 賢、以下トランスウエア) は業務提携し、トランスウエアが提供する「クラウドマーク」と「SVM」の強力なツインエンジンを搭載したアンチスパム「Active! hunter」の最新バージョン「Active! hunter 3.2」にカスペルスキーのマルウェア対策エンジンの「Kaspersky Anti-Virus」をオプション搭載して提供開始することを発表します。また、両社は今後共同でトランスウエアのメール誤送信防止製品「Active! gate」及びWebメール製品「Active! mail」の「ファイル管理拡張オプション」についても、「Kaspersky Anti-Virus」をオプション搭載して提供することを計画しています。
このたびカスペルスキーは、組み込み開発やソフトウェア連動に適した「Kaspersky Anti-Virus Software Development Kit (SDK)」をトランスウエアに OEM 供給いたします。このソリューションは日本を含む全世界のソフトウェアメーカー・ハードウェアメーカー・サービスプロバイダにて豊富な採用実績があります。組み込み開発や他のソフトウェア製品との連動・統合に非常に適しており、その採用実績が示す通り、数々の情報セキュリティ製品・サービスのウイルス対策エンジン部分として機能しています。
トランスウエアの「Active! hunter 3.2」はコラボレーション方式の「クラウドマーク」と学習方式「SVM」の強力なツインエンジンを搭載、環境に応じてアプライアンスとソフトウェアの製品タイプを選べるアンチスパムです。「クラウドマーク」スパムフィルタは、世界中の 8 億 5000 万人以上の登録ユーザから寄せられるリアルタイムの情報を基にメールがスパムか否かを判断するための情報をデータベースに登録し、それらを参照することでスパムメールを特定する方式です。新種や亜種にも瞬時に対応することが可能なので、検知率 99% 以上、誤検知率0.00001% 以下の判定精度を実現しています。最新の学習方式エンジン「SVM」と併用することでその効果は絶大になります。
今回、「Active! hunter 3.2」に「Kaspersky Anti-Virus」をオプション搭載することにより、ユーザは「カスペルスキー」「クラウドマーク」「SVM」の業界最高水準の技術を国内開発による優れたデザインの統一インターフェースで使用することが可能になります。求められる最高のテクノロジーを結集して、増殖するマルウェア、スパムなどのメールシステム環境の脅威からユーザを保護します。
カスペルスキーとトランスウエアの両社は、明日 (5 月 13 日) から 5 月 15 日の期間、東京ビッグサイトにて開催される「第 6 回 情報セキュリティ EXPO」に出展し、メールセキュリティゾーンのトランスウエアブースではカスペルスキーのマルウェア対策エンジンを搭載した「Active! hunter 3.2」のデモンストレーションをご覧いただけます。
■カスペルスキーについて
Kaspersky Lab はウイルス、ハッカー、スパムなどの IT 脅威からお客様のコンピュータを保護する最高レベルの情報セキュリティソリューションを提供する国際的なソフトウェア開発企業です。1997 年創設以来、本社の所在地であるロシアをはじめ英国、フランス、ドイツ、オランダ、日本、中国、韓国、米国など 20 カ国に事業所を展開しており、パートナーネットワークは世界中で 1000 社以上にのぼります。組織の中枢であるウイルス研究所はウイルス対策分野で豊富な経験を有するスペシャリストを擁し、この分野で初めてヒューリスティックウイルス分析、言語テキスト分析の開発に成功しました。このような高い技術力がカスペルスキー製品の基本であり、マーケットをリードする原動力となっています。
参考リンク:
■トランスウエアについて
株式会社トランスウエア (1993 年設立) は、e メールソフトウエアの開発・システム構築などを手がける、日本では数少ない e メールソリューションを中心とした事業展開を行なっている企業です。主力製品「Active! mail」は Web メール製品では国内 No.1 の販売実績を持ち、企業や国内主要大学での IT 人材の育成やコミュニケーションの効率化に貢献しています。また、CLOUDMARK と SVM の強力なツインエンジンを搭載したアンチスパム「Active! hunter」、シンプル & セキュアーなメールアーカイブ「Active! vault」、複数のアプローチでメール誤送信や添付ファイル経由の情報漏えいを防止する「Active! gate」などのソリューションを通し、セキュリティ環境に優れたメールシステム構築を支援しています。