この記事では、旅先でスマートフォンの盗難を防ぐ方法と、万一盗まれた場合に取るべき行動について紹介します。
- スマートフォンは今や私達の忠実な友です。ですから、帰省や旅行にも当然連れて行きます。
- ただし、旅先では泥棒もそのおしゃれなスマートフォンに目を留めています。
- この記事では、旅先でスマートフォンの盗難を防ぐ方法と、万一盗まれた場合に取るべき行動について紹介します。
休暇を楽しみにしながら、一生懸命に働いてきた一年間、ついに 一番リラックスできる時がやってきました。帰省中にスマートフォンを盗まれた?そんなことにならないように、スマートフォンにまつわる災難を防ぐための注意事項を紹介します。
鍵、お財布、スマートフォンを持って…さあ休暇の始まりです。今やスマートフォンは旅の必需品です。万一盗まれたりしたら非常に頭にくることでしょう。スマートフォンを保護し、盗難事件を回避する簡単な方法をいくつか伝授しましょう。
常に身につけておく
帰省先や旅行先でも、常にスマートフォンを持ち歩いていると思います。しかし、使い終わったらすぐにしまうことを心がけてください。テーブルに置けば、置き忘れしやすいばかりか、手癖の悪い者たちにひったくるチャンスを与えることになります。車の場合でも同様です。決して車内にスマートフォンを置きっぱなしにせず、身につけておくようにしましょう。車の窓ガラスはたった 1 秒あれば割られてしまいます。しかもあなたはさらなる損害に対処するはめになるでしょう。
安全な場所に保管する
好奇の目からスマートフォンを守ることは、最初のステップに過ぎません。多くの人はジャケットやジーンズのポケットにスマートフォンを入れていますが、これではスリのいい餌食となるばかりか落としてしまう恐れがあります。ファスナーなどで閉じることのできる、ジャケットの内ポケットに入れるようにしましょう。これでスリの被害も落下も防ぐことができます。
暗証番号ロックを有効にしておく
面倒くさいと感じるかもしれませんが、スマートフォンの暗証番号(PIN コード)ロックはオンにしておくべきです。もしスマートフォンが盗まれたとしても、この機能を有効にしておけば、少なくとも少しの時間は、泥棒が料金をあなたに負担させて電話をかけようとするのを阻止できます。Androidユーザーはスクリーンロックを、iPhone ユーザーはパスコードロックを設定し有効にしておきましょう。
自分の SIM カードだけを有効にする
ほとんどのスマートフォンは、他の SIM カードで利用できないようにロックされています。盗んだ携帯に犯人が自分の SIM カードを挿入しても使用できません。スマートフォンの取扱説明書に SIM ロック設定の方法について記載されていると思います。重要な情報:SIM ロックを解除するには特定のコードが必要です(Nokia の場合は 12345、Sony Ericsson は 0000)。新しいスマートフォンを買ったら、取扱説明書が手元にあるうちに自分のコードを設定しておきましょう。
スマートフォン用の「パスポート」を作成しておく
ばかばかしく思えるかもしれませんが、万一緊急事態が発生した際には時間と手間を軽減します。あなたのスマートフォンに関する重要な情報を書き留めておきましょう。必要なのは、携帯電話会社の緊急連絡先、顧客番号、電話番号、15 桁の IMEI(端末識別番号)、そして SIM カード番号です。
データをバックアップしておく
スマートフォンを持って出発する前にしておくべきことの最後は、すべてのデータのバックアップです。最近のスマートフォンは、連絡先、スケジュール、写真などのデータをコンピューター上に保存する機能を備えています。このために必要なソフトウェアは電話内に搭載されているか、またはメーカーのサイトから入手できます。通常はウィザードが電話の接続から実際にデータをバックアップするまでをサポートしてくれます。アドバイス:スマートフォンに接続する USB ケーブルがないからと高いパーツ屋に買いに走る必要はありません。最近のノート PC やモバイル端末に内蔵の Bluetooth 機能を使用して、データのバックアップができるはずです。
ソフトウェアによる安全対策を講じる
Android をご使用の場合は、データを保護するさらに良い方法があります。カスペルスキーモバイルセキュリティはあなたのスマートフォンが泥棒にもてあそばれることがないようにします。この製品は連絡先、写真、ファイルへのアクセスを遮断し、ひいては盗まれた電話内の個人情報の漏洩を防ぎます。盗まれた端末にテキストメッセージを送信すると、データ消去プロセスが開始され、大切な個人情報をすべて消去します。モバイルセキュリティはさらに一歩進んでいます。あなたのスマートフォンに GPS モジュールが搭載されている場合は、端末から現在の位置を知らせるメールを送信させることができます。この情報を元に、たとえば紛失した/盗まれたスマートフォンの場所を Google Earth で確認できます。SIM 監視と呼ばれる機能は、SIM カードが差し替えられた場合に、あなたのスマートフォンの新しい番号をメールで通知します。この情報は警察による捜査に役立ちます。
スマートフォンが盗まれた-さあ、どうする?
まず、他の電話から自分のスマートフォンに電話をかけてみましょう。どこかに置き忘れたり、置いた場所を忘れただけで、呼び出し音が聞こえるかもしれません。または拾ってくれた親切な人が電話に出て、どこで引き渡せるかを教えてくれるかもしれません。
SIM カードをロックする
自分の電話につながらない、または誰も応答しない場合には、SIM カードをロックする手続きをしましょう。前述の旅行前の注意事項を実行していれば、あなたのスマートフォンの「パスポート」が手元にあるはずです。携帯電話会社の緊急用番号に電話して、ただちに SIM カードをロックしてもらいましょう。さらに念のために、SIM カードロックの依頼内容をなるべく早くに書面で送信しておくのもよいでしょう。アドバイス:緊急デスクには、SIM カードをロックした日時を書面で送信してもらうよう依頼しましょう。SIM カードロック後の発信が、あなたによるものではないことの証拠になります。
警察に被害届を提出する
スマートフォンが盗まれた場合は、ただちに滞在先の警察に届け出るようにしましょう。このとき例の「パスポート」を持っていきましょう。これにより、泥棒が逮捕された際に証拠となるあなたの端末の IMEI(端末識別番号)情報を警察に提供できます。アドバイス:IMEI は、通常、スマートフォンのパッケージまたはバッテリーを外した内側に記載されています。また、多くのスマートフォンの場合「*#06#」とキー入力すると表示されます。
新しいスマートフォンと新しい SIM カード
泣いても喚いてもスマートフォンは発見されず、最終的に新しい端末を買うという苦渋の決断に至ったとします。携帯電話会社に連絡して、新しい SIM カードを有料で送ってもらうよう手配することもできます。即日あるいは数日で新しいスマートフォンが手元に届き、元の番号が使えるようになるでしょう。新しいスマートフォンを手に入れるには手間と費用がかかります。携帯電話会社に連絡し、今までの契約を引き継いで割引が適用してもらえるか尋ねてみましょう。通常結果は契約の残期間と支払いプラン次第です。帰省先や旅行先にもスマートフォンが購入できる場所はあるでしょうが、購入前にはネット上で欲しいモデルの金額を比較してみることをお勧めします。休暇から戻ったら同じモデルが 100 ユーロ も安く売られていたなどという結末は避けたいものです。
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