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休暇中クレジットカードを安全に利用するには

2011年12月15日

この記事では、クレジットカードの利用者が旅行中に自己防衛するためのヒントを提供します。

  • 読取機にさっと通すだけで、ホテルでの宿泊や美味しいレストランでの食事、スキーのリフト券もすべて簡単に支払えるクレジットカード。
  • ただし、サイバー犯罪者はそのカードを狙っています。
  • この記事では、クレジットカードの利用者が旅行中に自己防衛するためのヒントを提供します。

 

銀行で現金を交換したり、トラベラーズチェックを使ったりする時代は過ぎ去りました。最近の旅行者は「自らの評判信用」、つまりクレジットカードを用いて簡単便利に支払いを行います。ただし、十分注意してください。この記事では、カードでの支払いが詐欺の手段として、いとも簡単に利用されてしまう場合があります。詐欺行為から自らを守る方法、そして緊急事態にどう対処すべきかについて紹介します。

クレジットカード詐欺は 21 世紀における武装強盗です。クレジットカード情報が犯罪者に盗まれ、物品の購入に使用された挙句、経済的な破綻に追い込まれたという恐ろしい話を毎週のように耳にします。この 10 月にも、ニューヨーク市警はクレジットカード偽造がらみの犯罪集団を摘発しました。この組織の 86 名を既に逮捕し、残り約 25 名を現在追跡中です。この集団による犯行には、クレジットカードデータをコピーする機器を持つウェイター、店主、銀行員などが関与していました。犯罪を疑いもしない客の情報がコピーされ、不正利用されました。ここでは、実社会と仮想世界の両方において、クレジットカード詐欺の被害から自らを守る方法を説明します。まずは、CD や ATM などの現金自動支払機での取引における注意事項です。

現金自動支払機のセキュリティ

現金自動支払機を利用するときは、カード情報が流出しないよう以下の重要な注意事項を守ってください。

  • 暗証番号を入力する際に誰かに見られていないか十分に確認します。一番良い方法は、反対側の手で隠しながら入力することです。支払機に違法に仕掛けられたスパイカメラによって、キー入力を録画されないようにしましょう。
  • 現金が払い出されるのを待つ間の時間を有効に使いましょう。支払機の周りを注意深く観察してみましょう。糊の跡があったり、プラスチックにひびが入っていたり、またはキーボードにフィルムが貼ってあったりなど、何か通常と異なることはありませんか?万一不正行為の証拠に気付いたら、ただちに銀行や警察に通報しましょう。また、その支払機で使用したカードはすぐにキャンセルしましょう。
  • 自動支払機の設置コーナーに入る時、可能であれば、現金の引き出しに使用しないカードを使ってドアを開けるようにしましょう。 これにより、支払機本体に比べて監視のゆるいドアの開閉装置に細工するという、よく使われる手口を回避できます。

スキーロッジやバーでの注意

注意しなければいけないのは、自動支払機だけではありません。クレジットカード詐欺で用いられる手口は他にもたくさん存在します。

  • おしゃれなレストランでの食事、クラブシーン、スキーロッジでのアイリッシュコーヒーは旅の楽しみですね。そして、大概の場合、支払いにはクレジットカードを使います。しかし、自分のカードから目を離さないようにしましょう。専用の機械さえあれば、ものの数分でカードのコピーを作成できてしまいます。コピーしたカードがあれば、犯罪者は署名を偽造して自由に買い物できるというわけです。そのため、席でレシートを待つよりも、カード読取機のところまでウェイターについて行くことをお勧めします。
  • レストランで伝票に署名するときは、用紙が 1 枚であることをよく確認しましょう。本来の金額より高い合計金額が書かれた複写用紙が 1 枚下にしのばせてあるかもしれません。
  • 外は粉雪がきらきらと舞い、早くゲレンデに戻りたいと思っても、伝票の再確認を忘れないでください。ウェイターがついうっかり(?)ゼロを 1 つ余計に書き込んで、35 ユーロではなく 350 ユーロになった伝票に署名してはいませんか?あなたの署名は口座から引き落とされる金額を承認するものです。いったん自分の国に戻ってから問題を解決するのは難しくなりがちです。

慎重の上にも慎重を期す

新しいクレジットカードが届いたら、裏面にただちにサインしましょう。そのとき使用するペンは、見やすくはっきり書けるだけでなく、耐水性、耐磨耗性に優れたものにしましょう。暗証番号は、決してカード上にメモしたりせずに、暗記するようにしましょう。小さい紙にメモして、カードと一緒にお財布に入れておくのもご法度です。

万一の事態のために-緊急用電話番号

大半の銀行は 24 時間対応の緊急サービスを提供しています。旅立つ前には、銀行およびクレジットカード会社の緊急用電話番号をメモして携帯しましょう。この番号はよくカードの裏に印刷されていますが、カード盗難の際にはもちろん役に立ちません。緊急用電話番号はカードとは別の場所に保管しましょう。非常時にこの番号に電話して、いったんカードをキャンセルした場合は、できれば銀行にも一報入れるようにしましょう。

オンライン予約を安全に

クレジットカードを使用して、海外でのスキー旅行をネット予約する場合も用心してください。詐欺師達はあらゆる手口で、あなたのクレジットカードデータ、つまりはあなたのお金に手を伸ばしてきます。インターネット上でバーチャルな吹き溜まりにはまって往生することなく、優雅なシュプールを描くには、セキュリティソフトをインストールすることをお勧めします。このようなソフトウェアはあなたのコンピューターを監視して、あらゆる攻撃から保護してくれます。ウイルス防御機能だけでなく、ファイアウォールやフィッシングフィルター機能搭載の製品を選ぶようにしましょう。

 

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休暇中クレジットカードを安全に利用するには

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