2020年9月18日

<Kaspersky サイバー脅威調査:2020年第2四半期のDDoS攻撃>新型コロナウイルスの流行下、DDoS攻撃数は前年同期比の3倍に。人々の外出機会の減少が影響

調査の結果、2020年第2四半期のDDoS攻撃の件数は、2019年第2四半期の約3倍に増加したことが明らかになりました。その理由の一つは、新型コロナウイルスの世界的な大流行で夏の休暇の外出機会が減り、オンラインサービスを利用する時間が増えたためとみています。

[本リリースは、2020年8月10日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]

Kasperskyの調査チームは、2020年第2四半期(46月)のDDoS攻撃に関する調査結果を公開しました。調査の結果、2020年第2四半期のDDoS攻撃の件数は、2019年第2四半期の約3倍に増加したことが明らかになりました。その理由の一つは、新型コロナウイルスの世界的な大流行で夏の休暇の外出機会が減り、オンラインサービスを利用する時間が増えたためとみています。

調査の結果では、2020年第2四半期に「Kaspersky DDoS Protection」が検知およびブロックした攻撃数は、2019年の同期と比べて約3倍に増加したことがわかりました。また、2020年第1四半期(1~3月)と第2四半期の傾向は、例年とは異なっていたことも判明しました。通常、DDoS攻撃の件数は、年初は企業や組織の繁忙期であるため多くなり、その後、第2四半期は減少します。例えば、2019年の第2四半期の攻撃数は、2019年の第1四半期よりも39%減少し、2018年では34%減少していました。しかしながら、2020年第2四半期のDDoS攻撃の件数は、第1四半期とほぼ同じでした。

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図:2020年第1四半期、第2四半期、2019年第2四半期にKaspersky DDoS Protection が検知およびブロックしたDDoS攻撃数(2019年第2四半期を100%の基準値とする)

2020年第2四半期におけるDDoS攻撃の地理的分布は、ユニークな攻撃対象数のトップ5は第1四半期と同じで、中国(66.02%)、米国(19.32%)、香港(6.34%)、南アフリカ(1.63%)、シンガポール(1.04%)でした。日本(0.18%)は初めて9位にランクインしました。

KasperskyのDDoSプロテクション部門のビジネスデベロップメントマネージャー、アレクセイ・キセリョフ(Alexey Kiselev)は、次のように述べています。「今年は多くの地域がCOVID-19対策のためにロックダウンされている状態で、人々はいつものように夏季休暇を楽しむことができませんでした。そして個人的な活動でも業務においても、人々がオンラインのリソースを利用する時間が増えたことでオンラインビジネスは多忙を極め、情報リソースの需要も上がっています。結果としてDDoSマーケットはかつてないほど活発な動きを見せており、この傾向は継続するでしょう」

2020年第2四半期のDDos攻撃の概要について、詳しくはSecurelistブログ「DDoS attacks in Q2 2020」(英語)をご覧ください。