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子供にとって最も危険なオンライン上の“遊び場”であるソーシャルネットワークに注意

2013年7月24日

夏休みが始まりましたが、Kaspersky Lab から保護者の皆様にお願いがあります。

~保護者の許可なく子供がソーシャルネットワークへアクセスを試みた回数は過去 1 か月間で5,200 万回~


本リリースは、2013年 6 月 3 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。


夏休みが始まりましたが、Kaspersky Lab から保護者の皆様にお願いがあります。夏休みは子供たちの外出が増えると同時に、インターネットを使用する時間も増える期間です。学校の授業中は有用な情報や知識の宝庫だったはずのWebも、制約が解かれた途端、小さな子供たちにとって大変危険な環境に変わってしまいます。有害なコンテンツはもちろんのこと、よくあるウイルスから深刻な詐欺までさまざまな脅威が潜むインターネットは、子供だけでなく家族全員を危険にさらす可能性をはらんでいます。

しかも、今や家庭内にはインターネットに接続可能なデバイスが多く存在しています。それだけに、子供たちは簡単にインターネットへアクセスができ、これまで以上に行動を管理するのが難しい状況になっています。2013 年 4 月にKaspersky Labとビジネス調査を専門にするグローバル調査会社B2B International が共同で実施した調査では、1 家族が保有する PC またはラップトップの台数は 2 ~ 3 台(グローバル平均は 2.5 台)で、スマートフォンは 1 ~ 2 台(グローバル平均 1.4 台)、タブレットは 1 台(グローバル平均 0.7 台)であるという結果が出ました。子供たちがこれだけの数のデバイスを何らかの形で利用している一方で、保護者による管理機能(ペアレンタルコントロール)は十分活用されていないことが判明しました。

Kaspersky Lab では、2013 年の1月からの5か月間に、カスペルスキー製品の「保護者による管理機能(ペアレンタルコントロール)」の対応状況を分析し、子供たちにとって最も魅力的なインターネットのコンテンツで、危険度の高いカテゴリを割り出しました。

  • SNS(31.26 %)
  • アダルト(16.83 %)
  • オンラインショッピング(16.65 %)
  • フォーラムとチャット(8.09 %)
  • Web メール(7.39 %)、違法ソフトウェア(3.77 %)
  • オンラインゲーム(3.19 %)

このほか、武器や薬物に関するサイト、ギャンブルサイト、クレジットカード決済システムなどの不適切なコンテンツは 0.8 ~ 2 % でした。


子供たちが最もアクセスを試みた Web サイト(2013 年 1 ~ 5 月)


具体的には、2013 年 5 月の 1 か月間で、「保護者による管理機能」が記録した子供たちのアクセス試行回数は、SNSが 5,200 万回、アダルトは 2,500 万回でした。

興味深いことは、アダルトが 2 位に落ち、SNSが 1位 に上昇したことです。さらに、2013 年の最初の数か月間、トップ 3 を維持したのはオンラインショッピングでした。これは、子供たちがおもちゃや関連商品をオンラインストアで検索した結果であると想像されます。もし子供たちがクレジットカードの保管場所を知っていたら、それを使って勝手に買い物をしないよう、保護者たちは特に注意する必要があります。さらに、サイバー犯罪者が作った偽のオンラインストアの被害者になる可能性も考慮しなければなりません。

もっとも、子供の嗜好は国によって異なります。米国では、アダルトが 22.02 % でトップになり、オンラインショッピングは 19.50 % で 2 位、続く 3 位は 18.88 % の僅差でSNSとなりました。

同様の傾向は英国でも見られ、アダルトは 23.27 %、オンラインショッピングは 19.59 %、SNSは 16.14 % でした。注目すべき点があるとすれば、英国の子供たちはフォーラムとチャット(4.84 %)よりもオンラインゲーム(5.94 %)を好む点です。

ドイツの子供たちのほとんどはアダルトの検索に意欲的で(25.66 %)、オンラインショッピング(20.68 %)、SNS(18.29 %)と続きます。

まったく異なる傾向を見せたのは、日本の子供たちです。彼らはフォーラムとチャットカテゴリのサイトを検索する傾向が強く見られました(34.25 %)。こうしたサイトは、明らかにSNS(10.59 %)の代替です。日本で人気のある Web サイトはフォーラムやブログを作成するためのツールで製作されているため、当然の結果かもしれません。なお、アダルトは 23.28 % で 2 位に、オンラインショッピングは 16.89 % で 3 位となりました。

ブラジルでは、SNS(22.34 %)がトップでした。他の国と同様、ブラジルでもアダルト(18.91 %)、オンラインショッピング(16.76 %)と続きます。

Kaspersky Lab の Web コンテンツアナリストグループのマネージャー、コンスタンティン・イグナチェフ(Konstantin Ignatyev)は次のように述べています。「被害を最小限にくい止めるためには、事後に対策するよりも未然に防ぐべきです。保護者による管理機能は、そうした原理に基づいています。最近は、これまで以上に簡単に多様な情報へアクセスでき、特に純粋な子供たちにとって悪影響を受けやすい状況があります。子供たちを不適切なコンテンツから守ることは我々の義務です。Kaspersky Lab 製品の保護者による管理機能は、最新の保護テクノロジーに統合されています。子供たちが安全にインターネットを楽しむと同時にウイルス感染や攻撃、その他オンラインの脅威から守られるよう、包括的な対策が実現できます。」

保護者による管理機能は、Web すべてへのアクセスをブロックすることなく、不要なコンテンツから子供を守ることができる便利な機能です。ツールからは、保護者や子供のニーズに合った設定が簡単にできます。同機能では、主に特定のサイトやプログラム、またはインターネット全体へのアクセスを禁止することができます。このほか、コンピューターの使用時間も設定できます。時間外はPCを立ち上げてもすぐにログオフされてしまうので、宿題やその他の重要な用事から気がそがれることもありません。

保護者による管理機能では、子供たちがコンピューターやインターネットを利用する際に必要な機能をフルセットで提供します。これら機能は、次のカスペルスキー製品で利用できます。

 

【Kaspersky Lab について】http://www.kaspersky.co.jp/
Kaspersky Labは、世界最大の株式非公開のエンドポイント保護ソリューションベンダーです。ITセキュリティ市場におけるイノベーターとしてKaspersky Labは15年以上にわたり、大企業および中小企業から個人ユーザーまで幅広いお客様に効果的なデジタルセキュリティソリューションを提供しています。同社は現在、英国で登記された持ち株会社も含め、世界中のおよそ 200 の国と地域で営業活動を行っており、全世界で 3 億人を超えるユーザーを保護しています。
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