Kaspersky Lab では、IT セキュリティに関心のある方向けにカスペルスキー セキュリティ ネットワーク(Kaspersky Security Network:KSN)によって検知された脅威の統計情報の公開を始めました。
本リリースは、2011 年 11 月24 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。
Kaspersky Lab では、IT セキュリティに関心のある方向けにカスペルスキー セキュリティ ネットワーク(Kaspersky Security Network:KSN)*によって検知された脅威の統計情報の公開を始めました。
KSN は、コンピューター脅威の監視と迅速な対応を行う分散型「クラウド」システムです。KSN に参加する、世界各地 5000 万台ものコンピューター(2011 年 11 月現在)から、検知された感染や疑わしいアクティビティについての情報を収集しています。情報は、処理されるとすぐに、KSN に接続しているすべてのコンピューターで利用可能となります。このプロセスと同時に作成される統計分析が Securelist.com から参照できるようになりました(英語のみ)。
この統計は、ローカルの脅威(ファイルスキャン中にコンピューター上で検知されたもの)、Web 上の脅威(Web ページを読み込むときに検知されたもの)、ネットワーク攻撃、脆弱性、の 4 カテゴリに分かれています。 各カテゴリのデータ表示形式は、3 種類から選択できます。最も目を引くのは、感染率を色分けして示した世界地図でしょう。安全性の高い地域(緑色)から深刻なマルウェア大発生が起こっている地域(赤色)まで色分けして表示されます。
この地図はインタラクティブなインターフェイスを備えており、地図のどこかにカーソルを置くと、その地域の感染レベルが表示されます。 また、いずれかの国をクリックすると、指定したカテゴリの脅威について、その国で観測された脅威の詳しい統計と、脅威のトップ 10 が表示されます。さらに、統計期間を 1 日/1 週間/1 か月に切り替えることができるため、短期間における攻撃の様相や、特定国のサイバースペースにおけるセキュリティ全体像を知ることができます。
第 3 の表示オプションは、世界全体/地域別で最も攻撃の多かった国を示すリスト表示です。感染レベルや攻撃のパーセンテージも表示されます。
Kaspersky Lab のチーフセキュリティエキスパート、アレキサンダー・ゴスチェフ(Alexander Gostev)は次のようにコメントしています。 「世界各地の何千万ものユーザーから受け取ったデータをベースとする強力な統計ツールは、脅威の検知とコントロールに欠かせません。 弊社のクラウド型セキュリティシステム Kaspersky Security Network は、脅威の遮断に役立つだけでなく、世界中または特定の地域でどのようなインシデントが発生しているかをリアルタイムに知らせてもくれます。この情報は、これまで社内エキスパートにしか公開されていませんでしたが、こうしてすべてのお客様、またメディアやセキュリティ業界の皆さまへご提供できるようになったことを、喜ばしく思います」
統計情報を表示するには、Adobe Flash をサポートするブラウザーが必要です。 統計情報は http://www.securelist.com/statistics でご覧になれます。
【Kaspersky Lab について】http://www.kaspersky.co.jp/
Kaspersky Lab は、ウイルス・スパイウェア・クライムウェア・不正侵入・フィッシング詐欺・スパムといった IT 上の脅威に対抗する世界で最も迅速かつ高品質な保護を提供する、ヨーロッパ最大のアンチウイルスベンダーです。エンドポイント向けソリューションにおいては、全世界でもトップ4のシェアを持っています。個人/SOHO向けにとどまらず、中小企業向け、大企業向け、モバイル端末向けなど多様な分野の各種製品で、業界最高の検知率と最短の対応時間を実現しています。また、Kaspersky の技術は業界を代表する IT セキュリティ製品やソリューションに、広く世界中で採用されています。詳細については
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