ネット決済保護テクノロジーによるオンラインバンキング
ネット決済保護テクノロジーにより、ブラウザーでの安全に保護された操作で重要な業務を遂行できます。ネット決済保護機能は、オンライン決済とオンラインショッピングを保護するカスペルスキーの次世代の多層防御アプローチの一部を成しています。
ネット決済保護テクノロジースタックには以下が含まれます。
- HIPS/セルフディフェンス - ルートキット、プロセスインジェクション、リモートコントロール、スクリーンショット取得からの保護
- 整合性の制御 – 信頼できないモジュールのアップロードからの保護、マルウェアのコードおよび脆弱性に対するメモリスキャン
- トラフィック処理:アンチフィッシング – フィッシング、スピアフィッシング、URLセキュリティ侵害からの保護
- トラフィック処理:コンテンツフィルタリング - 証明書検証、セッション整合性の制御、安全なブラウザーの自動起動に対応
- 入力の保護 – 入力傍受からの保護とセキュリティキーボードの提供
ネット決済保護はホストベース侵入防止システム(HIPS)とセルフディフェンステクノロジーを基盤としており、ブラウザープロセスを安全なコンテナーに配置できます。このコンテナーは、ブラウザープロセスへの悪意のあるコードインジェクションの試行(マンインザブラウザー(MITB)攻撃)を防ぎ、悪意のあるアドオン/拡張機能がブラウザーに読み込まれるのを防止します。
セーフブラウザーの機能中に、整合性の制御により信頼できないモジュールや悪意のあるコードが存在しないかブラウザープロセスのメモリがスキャンされます。
エンドユーザーは、セキュリティベンダーによって提供または定められた特定のブラウザーを使用しなければならない要件に縛られることはありません。ネット決済保護は主要なブラウザーをサポートしているため、他社のソリューションと異なり、オンライン決済時に安全なブラウザーを利用し忘れるリスクがなくなります。
ネット決済保護は、ユーザーがWebサイトの閲覧の際、コンテンツフィルタリングテクノロジーを使用して、Kaspersky Security Network(KSN)の感染した/信頼するステータスに関する「信頼できない」ステータスとURLの検証証明書を使用して、フィッシングおよび中間者(MITM)攻撃から保護します。
入力データ保護機能は、Webバンキングページ(口座データなど)のWebフォームに入力する重要な個人データの保護を実現するテクノロジーです。キーボードロガー(キーロガー)による入力データの傍受から保護します。また、マウス操作で利用できるセキュリティキーボード機能も備えています。

ネット決済保護は、内部で入力されたデータやリ安全なブラウザーに表示されるデータを、リモートブラウザーおよび製品操作とスクリーンショットの取得を防止して保護します。攻撃者は、銀行口座の操作、残高、購入情報などの機密データを盗み見て、ユーザーの操作を確認することはできません。
ネット決済保護は、オンラインショップ、バンキング、eコマースのサイトを開くと自動的に開始するため、ユーザーは特別な操作をする必要はありません。サポートされているWebサイトのリストは定期的にアップデートされます。また、ユーザーはお気に入りのWebサイトを追加して、Webサイト利用時のすべての操作を保護することができます。