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スパムメール、フィッシング詐欺とは?詐欺から身を守る方法を解説

フィッシング詐欺

スパムメールは、玄関先に置かれていたり、郵便受けに送り付けられてきたりする迷惑郵便の電子版です。ただし、スパムメールは迷惑なだけでは済みません。特にフィッシング詐欺の一端を担っている場合、スパムメールは危険です。

スパムメールは、 次のいずれかまたはいくつかを行おうとするスパム送信者やサイバー犯罪者によって大量に送信されます。

  • 送ったメッセージに返信してくる少数の人たちから金をだまし取る
  • パスワードやクレジットカード番号、銀行口座情報を得る目的でフィッシング詐欺を働く
  • 受信者のPCに悪意のあるコードをばらまく

スパムメールやフィッシング詐欺から身を守る方法

インターネットセキュリティのエキスパートで構成されるカスペルスキーラボチームがすすめる、スパムメール受信数を減らすための対策をご紹介しましょう。

  • 複数のメールアドレスを設定する
    少なくとも2つのメールアドレスを使い分けるのがいいでしょう。
    • プライベート用メールアドレス
      こちらは、個人的なやり取りにのみ使用します。スパム送信者は、わかりやすい名前や言葉、番号を組み合わせて可能性のあるメールアドレスのリストを作成するため、スパム送信者に推測されにくいアドレスにする必要があります。プライベート用のアドレスは絶対に性名だけの簡単なものにはせず、以下を行って保護する必要があります。
      • 公的にアクセス可能なオンラインリソースにプライベート用メールアドレスを絶対に公開しない。
      • プライベート用メールアドレスを電子的な形式で公開する必要がある場合、スパム送信者に収集されないようマスキングする。例えば、「Joe.Smith@yahoo.com」だとスパム送信者に容易に収集されてしまうため、これを「Joe-dot-Smith-at-yahoo.com」と書き換えるようにする。
      • プライベート用メールアドレスをウェブサイトで公開する必要がある場合は、リンクではなく画像ファイルとして公開すればより安全である。
      • プライベート用メールアドレスをスパム送信者に収集されてしまった場合は、必ずアドレスを変更する。面倒ではあるものの、メールアドレスを変更することでスパムメールを減らすことができる。
    • 公開用メールアドレス
      こちらは、公開フォーラムやチャットルーム、メーリングリストや他のインターネットサービスに登録する必要がある場合に使用します。公開用メールアドレスへのスパムメールの受信数を減らすには、次の対策を行います。
      • 公開用メールアドレスは一時的なものとして扱う。インターネットで公開用メールアドレスを頻繁に使用する場合は特に、すぐにスパム送信者に収集されてしまう可能性が高い。
      • 公開用メールアドレスは、躊躇なく、頻繁に変更する。
      • 複数の公開用メールアドレスを使用することを検討する。そうすれば、メールアドレスをスパム送信者に販売していると思われるサービスを追跡できる可能性が高まる。
  • 絶対にスパムメールに返信しない
    ほとんどのスパム送信者が、受信とログレスポンスを検証しています。返信すればするほど、スパムメールを受け取る可能性が高まります。
  • よく考えてから「配信を停止する」をクリックする
    スパム送信者は偽の配信メールを送って、有効なメールアドレスを収集しようとします。偽のメールで「配信を停止する」をクリックしてしまうと、スパムメールの受信数があっという間に増えます。未知の送信者からのメールにある「配信を停止する」リンクはクリックしないでください。
  • ブラウザを最新の状態に保つ
    必ず最新バージョンのウェブブラウザを使用するようにし、最新のインターネットセキュリティパッチが適用されている状態にします。
  • スパム対策フィルタを活用する
    スパムフィルタリング機能を提供するプロバイダでのみ、メールアカウントを設定します。高度なスパム対策機能を提供するウイルス対策インターネットセキュリティソリューションを使用します。

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