株式会社カスペルスキーは、Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows CF1(ビルド 8.1.0.831)をリリースしました。
情報セキュリティソリューションを提供する株式会社カスペルスキー(東京都千代田区、代表取締役社長 川合 林太郎、以下、カスペルスキー)は、Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows CF1(ビルド 8.1.0.831)をリリースしました。
Kaspersky Endpoint Security 8 for Windowsは、カスペルスキーの法人向けソリューションの要として、最新技術を搭載しています。マルウェアやネットワーク攻撃などの各種の脅威からWindowsワークステーションおよびWindowsサーバーを保護します。
新しくリリースされたKaspersky Endpoint Security 8 for Windows CF1(ビルド 8.1.0.831)では、これまでのKaspersky Endpoint Security 8 for Windows(ビルド8.1.0.646) と比較して、以下の点が修正されました。
修正された問題点
- Web ページのバナー広告のブロック時に、ブロックされたバナーの位置に同サイズの空白画像が表示されるようになりました。
- Kaspersky Security Center の管理コンソールを使用した複数ファイルの再スキャン時に、最初のファイルのみでなくすべてのファイルがスキャンされるようになりました。
- プロテクションのパスワードロックに使用するパスワードの空白、また、パスワードでロックする操作を 1 つも選択しないことが許可されなくなりました。
- 隔離したファイルを調査目的で Kaspersky Lab に送信する際、宛先のメールアドレスが正しく指定されない問題。
- ネットワークモニターの設定に表示されるシステムプロセスの情報に関する問題。
- Kaspersky Anti-Virus 6.0 MP4 用のポリシーを Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows 用のポリシーに変換すると、ポリシーのパスワードが正しく暗号化されない問題。
- Kaspersky Anti-Virus 6.0 MP4 用のポリシーを Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows 用のポリシーに変換すると、ローカルおよびモバイルモードでの更新処理設定が正しく変換されない問題。
- Kaspersky Security Center のポリシーを適用すると、Microsoft Windows XP(64 ビット版)でブルースクリーンが発生することがある問題。
- Kaspersky Security Center の新規ポリシーウィザードで、除外する対象アプリケーションおよびファイルタイプを設定する手順に関する問題。
- Kaspersky Security Center のポリシーで保護するリソースを新規追加すると、リソース名が「不明なアプリケーション」と表示される問題。
- ネットワークエージェントの管理プラグインによってネットワークエージェントが停止される問題。
- Kaspersky Security Center の管理コンソール上で表示させる管理コンピューターのプロパティで、最終オンデマンドスキャン日時が正しく更新されない問題。
- Windows のイベントログのメッセージが過剰な頻度で生成される問題。
- Kaspersky Security Center の管理コンソールで、特定のファイルのスキャンの設定時に、ファイルパスに環境変数が含まれていると発生する問題。
- Sysrep ユーティリティの使用時に、オペレーティングシステムのイメージが正しく用意され、他のコンピューターに配布されるようになりました。Microsoft Windows 7 で使用する場合は、イメージの作成前にセルフディフェンスをオフにしておく必要があります。
- 特定のアプリケーションのウィンドウにおいてローカライズの問題。
- Kaspersky Security Center のポリシーで、Web リソースへのアクセスルールに新規アドレスを追加すると発生する問題。
- Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows のリモートインストールを、外部の CAB ファイルを使用して実行すると発生する問題。
- 特定のプリンターのドライバーとの互換性の問題。
- アプリケーション David.fx のメールサービスにより、メールデータベースの複製ができない互換性の問題。
- Kaspersky Security Center の管理コンソールで特定のコンピューターにポリシーを適用すると、コンピューターのプロパティで表示されるタスクリストからローカルアップデートタスクがクリアされる問題。
- Kaspersky Security Center のポリシーを使用し、アプリケーションの[サポート]ウィンドウに表示されるサポート情報の Web リソースへのリンクを標準のもの以外に設定すると発生する問題。
- Kaspersky Security Center のポリシーで、ユーザーのコンピューター上のKaspersky Endpoint Security 8 for Windows の機能と設定へのアクセス時のパスワードを設定すると発生する問題。Kaspersky Security Center のポリシー上で設定したパスワードが正しく機能するようになりました。
- アプリケーションのメインウィンドウに、定義データベースのシグネチャの数字が正しく表示されるようになりました。
- [ファイアウォール]ウィンドウにある[アプリケーションコントロールルール]タブ上に表示されるリストの動作に関する問題。
- Microsoft Outlook 2010 のフォームを使用したメッセージを送信すると、ユーザーが入力した内容がクリアされる問題。
- スキャンタスクをパスワードで保護し、タスクを停止できないようにする操作の問題。タスクを停止できないようにするパスワードが設定されると、デバイスが接続されると起動されるスキャンを停止させることはできません。
- 特定のレジストリキーへの書き込み権限がない場合、Kaspersky Security Center の管理コンソールが停止する問題。
- Kaspersky Security Center のポリシーが適用され、アクティブである場合、Microsoft Windows のタスクバーの通知エリアに表示されたアプリケーションのアイコンのコンテキストメニューから、アプリケーションの停止ができないようになりました。
- ローカルのアプリケーションインターフェイス上の[レポートと保管領域]ウィンドウの[脆弱性]タブで、[再スキャン]ボタンが使用可能になりました。このボタンの使用可否は、Kaspersky Security Center のアクティブポリシーの設定[ローカルタスクの表示および管理を許可する]に応じて決定されます。
- アプリケーションの設定で KSN の使用が無効にされている場合、KSN への問い合わせが発生しないようになりました。
- Kaspersky Security Center でのポリシーの作成時に、[監視するネットワークポート]ウィンドウ上の[選択したアプリケーションのネットワークポートを監視する]チェックボックスがデフォルトでオフに設定されるようになりました。
- アプリケーションウィンドウの一部で、特定の国のエンコードが使用されているファイルパスが正常に表示されない問題。
- Kaspersky Anti-Virus 6.0 MP4 用のポリシーを Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows 用のポリシーに変換すると、ファイアウォールの設定が正しく変換されない問題。
- システムウォッチャーを有効にすると、コンピューターのパフォーマンスが低下する問題。
- Microsoft Internet Explorer がファイアウォールにブロックされる問題。
- Kaspersky Security Center でのポリシーの作成時に、Microsoft が推奨する除外ルールが正しく追加されるようになりました。
- ポータブルコンピューターのドッキングステーションの USB ポートが使用できない問題。
- 以前に処理されたフィッシングのリンクが、未処理ファイルに追加されないようになりました。
- 危険な可能性があるソフトウェアの削除に関する問題。
- 新しい定義データベースと、競合する製品を特定する ini ファイルがビルドに同梱されました。
- 公開されているパッチ A および B のすべての修正が含まれています。
- アプリケーションのネットワークトラフィックが減少し、安定性が向上し、オペレーティングシステムへの負荷が軽減されました。
- アプリケーションのメインウィンドウが、初回起動時により早く表示されるようになりました。
- 信頼するアプリケーションのリストに、起動中のプログラムを追加する処理時に、進捗を示すインジケーターが表示されるようになりました。
- 組み込みオペレーティングシステムのサポートが向上しています。
- Kaspersky Security Centerの感染または感染の可能性があるファイルに関するレポートに、より多くの情報が記載されるようになりました。
- Kaspersky Security Center にレポートされるイベント数が減少し、Kaspersky Security Center およびローカルネットワークへの負荷が軽減されました。
- Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows のリモートインストール時に、Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows と競合するアプリケーションを検知した時に必要となる再起動の回数が少なくなりました。
- Kaspersky Endpoint Security 8 for Windows のインストール後、脆弱性モニターがデフォルトで無効にされるようになりました。旧バージョンに上書きインストールをする場合は、旧バージョンの脆弱性モニターの設定は変更されずに残ります。
新機能および改善点
- アプリケーションコントロール機能が追加され、企業内の IT 部門のポリシーに従って、個々のアプリケーションの起動を許可または禁止できるようになりました。アプリケーション制御は、次のコンポーネントで構成されています:
- アプリケーション起動コントロールコンポーネントは、ローカルエリアネットワークの管理者が指定する許可および禁止ルールに基づいて動作します。Kaspersky Lab が提供するソフトウェアカテゴリまたはローカルエリアネットワークの管理者が指定する条件に基づいて、ルールを作成できます。Active Directory との統合により、アプリケーションの起動を許可または禁止するルールが Active Directory ユーザーおよびユーザーグループ向けに指定されます。
- アプリケーション権限コントロールコンポーネントは、アプリケーションの危険度とレピュテーション情報に従ってアプリケーション動作を禁止します。アプリケーションのレピュテーションに関する情報は Kaspersky Lab によって提供されます。
- 脆弱性モニターコンポーネントは、コンピューターで起動されるアプリケーションとコンピューターにインストールされているすべてのアプリケーションの両方で脆弱性を検知します。
- ウェブコントロールコンポーネントが追加されました。これにより、ルールに従って Web リソースに対するユーザーのアクセスを制限またはブロックできます。Web コンテンツのカテゴリ、データタイプ、個々の Web サイトまたはグループをルールパラメーターとして指定できます。Active Directory との統合により、Active Directory ユーザーおよびユーザーグループ向けに Web アクセスルールが定義されています。
- 新しいメインウィンドウのインターフェイス:メインウィンドウにはコントロールおよびプロテクションコンポーネントの動作と、アップデートおよびスキャンタスクのパフォーマンスに関する統計情報が表示されます。
- Kaspersky Security Network との統合をはじめとする強化されたアンチウイルスプロテクション。Kaspersky Security Network との統合により、ファイルおよび Web アドレスのレピュテーションに関する情報が提供されます。
- 特別な駆除技術の改善。
- アプリケーションファイル、メモリプロセス、システムレジストリ値の変更に対するセルフディフェンス技術の改善。
- プロアクティブディフェンス技術の改善。
- システムウォッチャーコンポーネントはアプリケーション活動をログに記録します。
- BSS(動作ストリーム署名)プロアクティブディフェンス技術により、定期的にアップデートされる署名に基づいて悪意のある動作が検知されます。
- 駆除中に悪意のあるアプリケーション処理をロールバックできるようになりました。 - ファイアウォールコンポーネントが改良され、ポート、IP アドレス、トラフィックを生成するアプリケーション上の送受信トラフィックを監視できるようになりました。
- 侵入検知システム(IDS)技術が改良され、IP アドレスを使用して例外を指定できるようになりました。
- デバイス制御コンポーネントが改良されました:
- サポートされる一連のバスおよびデバイスのタイプが拡張されました。
- ファイルシステムのあるデバイスへのアクセスを読み取り / 書き込みのレベルで制限できるようになりました。
- ユーザーのデバイスアクセススケジュールを設定できるようになりました。
- Active Directory との統合が追加されました。
- IRC、Mail.ru、および AIM プロトコル上のトラフィックのスキャンが追加されました。
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