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グレーマーケットビジネスでは、コンピューターウイルスを作成する学生だけでなく、サイバー犯罪者も関わっています。彼らは私腹を肥やすために、コンピューターに侵入する不正なソフトウェアを利用して犯罪すれすれの行為や犯罪となるビジネス取引を行っており、グレーマーケットビジネスは脅威ともなっています。

このような「ビジネス」は、以下のような活動から利益を得ようと狙っています。

  • 禁止されている不正な電子広告の配信
  • 偽のソフトウェアユーティリティの提供
  • 有料Webサイトへの誘導

一般的に、この手のグレーマーケットビジネスでは、ユーザーに気づかれないようにコンピューターに侵入するために、サイバー犯罪者が使うプログラム技術を悪用しセキュリティ対策製品をすり抜けます。

アドウェア

アドウェアは、不正なソフトウェアがコンピューターにダウンロードされたことにユーザーが気づかないうちに、コンピューターに侵入し広告を表示します。多くの場合、インターネットブラウザーを開いたときにのみ、ポップアップ広告が表示されるため、ポップアップ広告は標準のWebページに表示される通常の広告だとユーザーを勘違いさせるのです。

合法的に拡散する多くのアドウェアは、フリーウェアやシェアウェアアプリケーションのダウンロードの一部に含まれる場合がよくあり、そのアドウェアをアンインストールすることは可能ですが、関連するアドウェアを削除すると、フリーウェアやシェアウェアのプログラムは正常に動作しなくなることがあります。

偽のセキュリティ対策製品とアンチスパイウェア製品

しばしば、偽のセキュリティ対策製品やアンチスパイウェア製品をダウンロードするよう促されることがあります。これらの製品をダウンロードすると、ユーザーのマシンでスパイウェアやコンピューターウイルスが検知されたという偽のメッセージを表示します。実際には、脅威を検出したためにメッセージが表示されたわけではなく、脅威を検出する機能すら備えていない場合もあります。しかし、この偽のセキュリティ対策製品は料金を支払えばスパイウェアやウイルスを駆除するとユーザーに説明します。

有料サイトへの誘導

ユーザーが気づかないうちにソフトウェアがインストールされ、有料専用のWebサイトにユーザーを訪問させようとすることがあります。

グレーマーケットビジネスから身を守る方法

世界中で利用されているカスペルスキーのセキュリティ対策製品は、グレーマーケットビジネスで利用されるトロイの木馬型ウイルスやワーム、コンピューターウイルスの感染からユーザーのコンピューターやモバイル端末を保護します。

詳細については、以下のリンクをクリックしてご覧ください。

  • Windows
  • Mac
  • Linux
  • スマートフォン
  • タブレット

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「グレーマーケット」ビジネス

グレーマーケットビジネスでは、コンピューターに侵入して企業の私的利益のために収益を生む活動を行う、悪意のあるソフトウェアが利用されます。
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