株式会社カスペルスキーはKaspersky Security Center 9 CF2(ビルド 9.2.69)をリリースしました。
情報セキュリティソリューションを提供する株式会社カスペルスキー(東京都千代田区、代表取締役社長 川合 林太郎、以下、カスペルスキー)は、Kaspersky Security Center 9 CF2(ビルド 9.2.69)をリリースしました。
Kaspersky Security Center は、企業ネットワークにおけるコンピューターやサーバーのセキュリティを監視・管理するためのソフトウェアです。アンチウイルスアプリケーションのインストールや管理、ネットワークとアプリケーションインフラストラクチャーの監視やレポート生成などが可能になります。このバージョンは、Kaspersky Security Center のフルインストールと、Kaspersky Administration Kit 8.0 および Kaspersky Security Center の旧バージョンからのアップグレードの両方に使用できます。
新しくリリースされたKaspersky Security Center 9 CF2(ビルド 9.2.69)では、これまでのKaspersky Security Center 9(ビルド9.0.2786) と比較して、以下の点が修正されました。
修正された問題点
- Kaspersky Anti-Virus 8.0 for Windows Servers Enterprise Edition の管理プラグインウィンドウの表示のエラー。
- リモートインストールタスクを大量に同時実行すると、管理サーバーのパフォーマンスが低下する問題、および管理サーバーの処理がブロックされる可能性が生じる問題。
- Active Directory のグループポリシーオブジェクトを作成したリモートインストールタスクを削除すると発生するエラー。
- 管理サーバーの停止およびパフォーマンス低下の原因である一連のエラー。
- アプリケーションレジストリ機能を無効化すると、管理対象コンピューター上で対応するアプリケーションリストをクリアしてしまう問題。
- ネットワークエージェントのコピーがアプリケーションレジストリに 2 つ表示されるエラー。
- 管理サーバーがクラスターにインストールされている場合に KSN プロキシサービスが停止する問題。
- アップデートエージェントの自動割り当て時の問題。
- ネットワークエージェントおよび管理サーバーで CPU が高負荷になるエラー。
- 管理サーバーのアップデート中に CPU が高負荷になるエラー。
- データベース v_akpub_host.bHasUpadateAgent のパブリックビューのカラムが修正されました。
- 脆弱性リストの処理時に、管理サーバーがブロックされなくなりました。
- Kaspersky イベントログで「Violation of PRIMARY KEY constraint 'PK__#ftsrch___28005A2F2FC8F19C'.」という内容のメッセージが表示されるエラー。
- Kaspersky Administration Kit 8.0 からのアップデート時のエラー。
- Windows Update Agent から受信したデータが不完全だった場合にネットワークエージェントが停止しなくなりました。
- Windows Update に関する情報を収集するオプションが有効の場合、および Windows Update Agent からデバイスドライバーに関する情報を受信中の場合に SQL サーバーが高負荷になる可能性がある問題。
- ロシア語、英語、フランス語、ドイツ語以外の言語版で Windows Update のリストが空白になる問題。
- リモートインストールタスクを定期的に実行している Kaspersky Administration Kit 8.0 をアップデートした後、クライアントコンピューターのディスクサブシステムの負荷が増加する問題。
- Windows Update インストールタスクの進捗状況の表示エラーおよびコンピューター再起動後に脆弱性修正タスクが完了とならない表示エラー。
- 実行中のリモートインストールタスクの削除後に、管理サーバーの操作が失敗する可能性がある問題。
- インストールパッケージが仮想管理サーバーに作成されずにマスター管理サーバーから転送されていた場合、仮想管理サーバーに接続されたコンピューターに対するリモートインストール用グループタスクの実行中に、エラーが発生する問題。
- インストールされたアプリケーションのデータを受信した場合にネットワークエージェントが終了する可能性がある問題。
- 管理サーバーとネットワークエージェントの間で、競合するアプリケーションのデータの同期に使用されるアルゴリズムが修正されました。
- 仮想管理サーバー下で動作するクライアントコンピューターに対して、ネットワークエージェントのアップデートを自動適用する際のエラー。
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新機能および改善点
- KSN プロキシ機能に、NTLM 認証のオプションが追加されました。
- キーファイルをエクスポートするオプションが追加されました。
- 自動化インターフェイスを使用して作成された割り当てルールを表示するオプションが、管理コンソールに追加されました。
- カテゴリの強制アップデートのオプションと、強制アップデート期間の指定のオプションが追加されました。
- リストをテキストファイルにエクスポートするオプションが、管理コンソールのダイアログボックスに追加されました。
- Windows Update 検索モードを選択するオプションがネットワークエージェントのポリシープロパティウィンドウに追加されました。
- 自動的に割り当てられたアップデートエージェントに対するネットワークポーリングがデフォルトで無効になりました。
- ネットワークエージェントに、Windows Update の検索を無効にするオプションが追加されました。
また、新しくリリースされたKaspersky Security Center 9(ビルド 9.0.2786)では、これまでのKaspersky Administration Kit 8 CF 2(ビルド8.0.2134) と比較して、以下の点が修正されました。
新機能および改善点
- 仮想管理サーバー機能が追加されました。
- Kaspersky Security Center Web コンソールが追加されました。
- アプリケーションコントロール機能が追加されました。
- 管理対象コンピューターにインストールされているソフトウェアの状況に関する情報を 1か所に集約する機能が追加されました。
- 集中的なアプリケーションレジストリの機能が拡張されました。管理対象コンピューターにインストールされているアプリケーションの脆弱性を管理する機能が追加されました。
- 管理サーバーが、Windows Failover Clustering に対応するようになりました。
- アンチウイルス製品のインストールパッケージを作成する際、競合アプリケーションの説明をアップデートする機能が追加されました。
- 企業向けカスペルスキー製品のアップデートに関する情報を入手するオプションと管理サーバーアップデートタスクで新しいバージョンをダウンロードするオプションが追加されました。
- Active Directory の構造と管理グループの構造を同期化する機能が拡張されました。
- レポートと情報パネルが拡張されました。
- アップデートエージェントによる自動割り当て機能が追加されました。
- ネットワークエージェントによるネットワークポーリングとアプリケーションのリモートインストールオプションが追加されました。
- 管理コンソールのユーザーインターフェイスが一新されました。
- 接続ゲートウェイが使用できるようになりました。 接続ゲートウェイは、管理サーバーに直接接続していないクライアントコンピューターの管理に利用できます(管理サーバーが企業ネットワーク内にあり、クライアントコンピューターがネットワーク外にある場合など)。
- 管理コンソール専用のインストーラーが追加されました。
- 管理コンソールで全文検索機能が追加されました。
- Virtual Desktop Infrastructure(VDI)用の動的モードのサポートを配備。
- 仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)ダイナミックモードのサポートが追加されました。仮想マシンの識別機能が追加され、仮想マシンの設定に沿った検索とルールの設定が可能となりました。
- 管理サーバーからアップデートエージェントへのデータ転送量が最適化されました。
- Microsoft SQLServer 2000 のサポートは終了しました。
- 接続マネージャーコンポーネントが追加され、ネットワークエージェントからサーバーへのデータ転送間隔を設定できるようになりました。
- ネットワークエージェントのポリシーで Microsoft NAP のインタラクション管理オプションが追加されました。
- Windows ユーザーアカウントとは無関係の Kaspersky Security Center アカウントを作成できるようになりました。
- タスクから特定の管理グループを除外するオプションが追加されました。
- Kaspersky Security Center System Health Validator 専用のインストールソフトが開発され、アプリケーションから配布パッケージが除外されています。
- 管理グループに含まれるコンピューターの表示方法が最適化されました。 このバージョンではグループ内のコンピューターの数に制限はありません。
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